I’m here. <DiaryNote 2022.3.31>
2022年3月31日 日常 コメント (6)今日の我が家の守り木、モミジ。
最後の写真はやっぱりこれかな。
今年は冬が寒かった?
あまりその実感はないけど、モミジの芽吹きが遅かった。
ここ数日でやっと葉芽がひらいて、蕾も膨らんできた。
*
花風を書き始めたのは、父の最初の癌が見つかってなんとも気分が沈んでいた時。ため息交じりにぼそぼそ書き始めて。ぽつりぽつりと繋がってくれるひとがいて。
大学生の時、入っていたサークルの部室にノートが一冊置いてあって。連絡ノートでもあったけど、来た人が詩のようなもの綴ったり、今朝見た夢の話が書いてあったり、映画の感想が残してあったり、写真展の招待券がクリップしてあったり。TwitterのNotebook版というか、「オレは今日ここにいたぜ」という足跡スタンプみたいな。
読んでる最中に本人が登場しても、そこに書かれたことを話題にすることはほぼなかった。そういう距離感。そのノートの常連たちの連絡先はアドレス帳にいまでもはいってる。
DiaryNoteも同じような雰囲気だったなって、いまになって思い出してる。
このSNS隆盛のときに、ぜんぜんまったく発信型とは程遠い、モノローグ、時々ダイアローグみたいな、内向きの場所。これ以上ないゆる~いコミュニティ。
おかげで15年続いたんだな。
なにしろハンコ職人になればよかったなと思うくらいリアルで喋るの下手なので、そのぶんここでは随分と言葉数多かったなと思う。
ここがあって良かった。
*
2006年11月1日 ― 2022年3月31日
今日までに日記をつけた回数 1254回
なんだか墓碑銘みたいだけど(笑)
いつかここも廃墟になる。
花にもなれず 風にもなれず。
私は今日ここにいます。
そしてたぶん、これからもどこかにいます。
ありがとう。
DN管理人さんに「日記が楽しく書ける日」はきたか?
2022年3月30日 日常 コメント (4)小学校の卒業文集に
「桜の咲くころに一年生になった。
桜の散るころに○○小学校を卒業します」
……とかなんとか書いた。
後になって―卒業してから―それ時系列的にあってる?おかしくない?って思って。いまだに悩んでいる(爆)
イメージ的には開花=入学、散花=卒業で良いような気もするんだけど。
でも、だいたい卒業式の頃って開花にはまだ早かったりするし、入学式の頃ってもう散っちゃってたりしない?とか。その年によって開花・散花の時季は違うんだしいいんじゃない?あくまでイメージなんだから!…でもなぁ。。
……いったい何十年引きずってんでしょ?
でも印刷されて残ってるって重い。編集も削除もできないんだから。
*
DiaryNoteでの昨日今日。
さびしさに浮足立ってる卒業式前日のよう。
Windows98が出た年にパソコンを手に入れてから、ずっとドコカにナニカを書いてきた。
まだパソコン通信のフォーラムなんかが残ってた頃。インターネットの網目はすっかすかで、動画どころか画像もろくに貼れないような時代。素人に使えるのはPCメーカーやソフトメーカーがやってるサイトくらいで(サイトって言葉もまだなかったかも?)、マイクロソフトで書いてたブログサイトが(ブログとも言わなかったかも?)ある日いきなり消滅したこともあった。
2000年問題で落ちる!消滅するってハラハラしながら年越ししたのはどこのサイトだったかな。それ以降はインターネットが安定してきたから、この終焉のカウントダウンの感覚、新鮮(ヲイ!w
あっちこっちのブログサイトでアカウント作っては放置してブログの廃墟をいっぱいこしらえてきた。DiaryNoteも2000年の後半には使い始めて、花風で実は4つ目じゃないかな?記憶が…(汗)
2006年11月1日に書き始めて、次の廃墟にすることなく15年も続いたってすごいなぁ。
4月1日に日付が変わったら、「日記を書く」にポインターあてて反応するかどうかきっと確認してしまう。
確認して、きっと淋しくなる。
*
「文系出身なので技術的にはヘナチョコ」で「飽きやす」くて「本業連続徹夜」で、日記がなくなったら「もうだめぽ」な管理人さんに「日記が楽しく書ける日」は来たのかなって気になります。
20年も無料で使わせてもらってありがとうございました。ほんとに。
私は日記を楽しく書き続けることができました。
*
2022年4月1日、東京の桜は散りはじめだね。
MOJAへ行ったのいつだったっけ。
「スヌープ・ドッグのお料理教室」という本が話題になってて、ああ、この料理食べたなぁと思い出した。
そういえば連れて行ってくれた友人が、アメリカのソウルフードって説明してくれてたっけ。
焼きたてワッフルの上に大きなフライドチキンがのっていて、そこにメープルシロップをかけて食べる。メープルシロップ=ホットケーキのイメージ濃厚なので、え?このフライドチキンよけて良いですか!?と一瞬ひるんだけど、食べたら美味しかった。ボリュームあったけど、ぺろっといけたし。あれきり行ってないけど、時々思い出してたからクセになる料理なんだと思う。10代の頃にあの店があったら、渋谷行った時に寄る店のリストにたぶん入ってると思う。
*
ソウルフードってなんだろう。
日本で私が郷土料理とか懐かしい味なんて言うより、もっとシビアな意味があるんだろう。カタカナじゃなくて、soul foodってアフリカン・アメリカンが発声する場合は特に。
あの日ワッフルチキンを食べながら――
アフリカン・アメリカンの曽祖父母が奴隷労働の後、主人の料理に使われず捨てられた屑肉や僅かな小麦を使って、なんとか重労働に耐えるカロリーを摂るために味を工夫して作り上げたのだ。
――とまでは想いを馳せることはできなかったけど、実際に食べていたおかげで、和食の料理家の主語の大きなレビューのなにが問題かはわかるかも。
ホタルイカ、花山葵、金柑。
大好きなホタルイカが旬で。300円でパックにいっぱいの茹ホタルイカ。
自家製の調味料でお腹膨らませて、まっこと至れり尽くせり。
お刺身ばかりだったので、ペペロンチーノ風に。パスタがなかったので素麺で。
花山葵の醤油漬けと和えたら非常に美味しかった。
熟した金柑が二階のベランダから手が届くところに生っていたので5つ収穫。
そのまま食べてしまっても良かったのだけどテレピンのせいで唇がしびれるのがちょっとね、、、なので輪切りにして人参とサラダに。
人参は千切り、塩レモンでしんなりさせて、金柑を混ぜてオリーブオイルたらり、黒コショウぱっぱ。
今年は花山葵、買えて良かった。
出荷時期短いし近所のスーパーには入らないので、うっかり食べ逃してしまうこと多いから。
私の庭のマグノリアをまじまじと見る。
なんて美しい花なんだろう、とあらためて。
*
花びらの数が気になって、高枝鋏で切って数えてみた。
6枚の花、9枚の花がランダムに咲いてる感じ。
M. kobusは「花弁は、長さは5 - 6 cmほどある外花被片(萼片)3枚と、内花皮片3枚からなる計6枚の大きな花被片がつき、この外側にさらにごく小さな花被片が3枚つく Wiki」
とあるから、3の倍数で私が大雑把に花びらって言ってる花片が発現してるのかな?
M. kobusは「花の基部に小型の1枚の若葉がつくのが特徴」とあって、確かに可愛らしい小葉が花に添えられている。
*
花びら一枚が5センチ、開花した花の直径は12センチほどもある。
花びらの嫋やかな曲線が重なり合う造形に見惚れる。
希釈された紅がまざる乳白色。こんな大きさの花が、何千と咲いているって。
こんな贅沢が庭にあったんだね。
切った花を瓶に挿して部屋に置く。
マグノリアを摘んでくるって、はじめてだなぁと思う。
花びらに触れてみる。
厚みのある花びらがひんやりと柔らかい。
微かな、でもしっかりとした“花”の匂いがする。
いつも、綺麗だなぁと思ってたけど。
3月を毎年楽しみにしてたんだけど。
美しいねぇ。
ごめんね、いまさらで。
*
サラサモクレン(更紗木蓮):モクレンとシモクレンの交雑種
https://blog.goo.ne.jp/utyucosmos/e/ca0235af96ef55663088cd50c8754eaf
https://ikebanagermany.com/article/post-44/
花の写真で見ると、まさにこれ。うちのはサラサモクレンなのかな?
ひめこぶしが日に日に花の数を増している。
大きな樹の数えきれないほどの花。きれいだ。
二階の廊下の窓から眺め、玄関を出て下から見上げる。
きれいだなぁ。
樹が高くて花は遠目にしか見られないのだけど、いつも私の背の高さに胴吹きの花が一輪咲くのでそれを楽しみにしている。
今年のつぼみが、今日ひらいていた。
写真を撮った。
あれ?と思う。
以前に撮った写真と見比べる。
今年のほうが花びらの数が多い!
2018年の花は6枚、今年は9枚ある。
咲いている位置はほぼ同じ。
花びらの数って、樹種で決まってるんじゃないの?
違うの?
*
コブシは6枚。
シデコブシは9枚から12枚、24枚、32枚。
シデコブシって公園で見たことある。
花弁が細くて紙垂(しで)のように垂れるのでシデコブシという、らしい。
Wikiによるとシデコブシがヒメコブシらしい。
9枚の花びらはたまたまの変異?
うちのはヒメコブシだと聞いてたのだけどイコール・シデコブシなら9枚以上の花びらがデフォルト?ならいままでの6枚花びらは???
わからない…。
Magnolia属までは確かなんだけどM. kobusなの?M. stellataなの?
植物の同定って難しい。
ほかの花の花弁の数を確認したいけど、屋根に上らないと無理だし、、ん~、、やめなさい。
あ、ときどき花を食べに来た鳥が落としていく花があるから数えてみよう。
種名までわからなくても綺麗に咲いてくれるだけで十分なんだけど、気になる。
#ViolinistsSupportUkraine
2022年3月17日 日常水栽培のムスカリにつぼみ。
2月の頭に、昨年の秋に掘り上げていた子球のお尻を水に浸けてみた。
葉は伸びてきそうだけど花まではどうかな?って思いながら。
小指の先ほどの球根が、花を咲かそうとしている。
今年は庭もベランダも植物が動き出すのが遅いような気がしてたのだけど、一昨日、みんないきなり目覚めたみたいで地植えのムスカリもつぼみをのぞかせていたし、ヒメコブシが開花して春を確定させた。
ベランダのブドウ、オミジャ。
冬の間、葉を落として枝だけになっている姿は毎年見てても淋しくて、生きてるかぁ~と撫でてみたりしてたのだけど、枝の節々に小さなちいさな緑色をみつけた。ここからは早いんだ。
はじめてベランダで越冬したウノハナにも緑の気配が。
昨秋、庭で芽を出していたのを鉢に植えておいたカロライナジャスミンもしっかり根付いている。ベランダの親株をこれで更新しよう。種を植えてみたり挿し穂したりしたものより、こういう勝手に芽を出した個体のほうが強いんだよね。
淋しい冬の彩にしていたレモンの実ももう切ろう。
拾ってきたフクロミモクゲンジの種を蒔いてみよう。
こういう小さな緑をみつけながら歩き回る3月が好き。
私の短編が初めて売れたのは1957年のことだ。だから私はこの仕事を60年続けてきたことになる。それももうできなくなるかもしれない。このところよくそう思うようになり、少なくとも長編に関しては数年まえからはもう無理かもしれないと思っている。実際にはそう思いはじめてからも、ニ、三冊出してはいるが、次の一冊はもう期待していない。短編と中編は今でも書いている。私にあとどれほどの時間が残されているにせよ、今後も書けるかもしれないし、もう書けないかもしれない。
それはそれでかまわない。 <序文より>
ローレンス・ブロックが編んだ「短編画廊」と同じコンセプトの短編集。
「短編画廊」に収められたブロックの「オートマットの秋」が良かったので今回も楽しみだったのに。というかブロックの短編をこそ読みたくて手に取ったのにな。
ラファエル・ソイヤー「オフィス・ガール」
なかなかそそる絵でしょ。映画「チャイナタウン」のフェイ・ダナウェイのような面差しの女性の絵。ドラマを秘めた表情。ブロックのミステリで読みたかったな。
1000Wordくらい書いて、もうどこにも着地できないと思ったらしい。
「作品を提供できなくなっていた」
「私はもうお役ご免なので」
「私は駄目だったけど」
7ページに及ぶ序文で何度もなんども。
ああ、もうほんとうにスカダーの新作は読めないのかなぁ。
寂しいなぁ。
今後も書けるかもしれないし…期待するにはあまりにも頼りない言葉だなぁ。
今年84歳になるのだものなぁ。
……なんだかなぁ。
あ、ペペロンチーノだ!
朝、歯を磨きながらいきなり思い出す。
昨夜から「あ~あの一番シンプルなパスタなんだっけ~」と。
オリーブオイルとぉ~ニンニクとぉ~唐辛子だけのアレ。
通りかかった駅前の花屋に目を引く黄色い花が揺れていて、POPにミモザと書いてある。
違うよこれミモザじゃないよ、、、あれ?なんだっけ、大好きな花なのに。むか~し裏庭の塀のとこに植わってたのに、、ん~~。カタカナ4文字。
エニシダ!
電車に乗ってシートに腰下ろした瞬間思い出す。すっきり!
嶋田久作と杉本哲太が思い出せないのは相変わらずで。
*
DiaryNoteがサービス終了するとアナウンスがあって。
やっぱりつらつらと昔の日記を読み返してしまったのだけど。
いろいろ忘れている。
忘れていても読み返して腑に落ちるものもあるけど、なんでこんなこと書いてるんだ、どーでもいいよーと自分に突っ込むようなものもあり。
でも、なにか書きたかったんだね。今日のペペロンチーノもそう。どーでもいいよね、こんなこと。でも、なにか、ここに、書きたくてさ。
「日記を書く」を開いて、ぽつぽつと言葉探してる時間が好きだったんだよね。
これを書いておいて良かった、書けて良かった。
と思うような日の言葉もある。それは書いたことも忘れてないし、そこにある感情もそっくり思い起こせる。
でももっと、そこには書けなかったこと、たぶんどこにも書けないことはいっぱいあって。たぶんそこが自分の核心なんだけど、まあ、それはちゃんと胸の中に仕舞われてれば良いことで。
でね。
自分で書いた言葉は、思い出せるし忘れたってどうってことない。
でも、もらったコメントが読み返してても新鮮で。
自分の言葉じゃないから。私の中からは出てこない言葉だからさ。
ありがたく、大切だなぁと思いました。
いまはもうまったく使ってないFBでもコメントのやり取りが面白くて、消えたら自分の中では再現できないから、だからアカウント削除しないで置いてある。
あれ?あれ、なんだったっけ?という時に、掘り返して確認したりもしてる。ほぼ、劣化してきた脳の外付けメモリ的な。
古いほうの花風を見てみたら、写真とかが壊れているものもあった。
ここもサービス終了したら、時の風に晒されて壊れていくんだろうな。
ここが風化して消えるのが先か、自分の寿命が尽きるのが先か。たぶん、ここがゼロとイチに還るのを見届けられるほど長くは生きないだろうけど。
*
いろいろなことが終わってゆくね。
そういうもんだ。
Poo-tee-wee?
ウクライナで起きていること。
戦争反対、反戦……そう、もちろんそうなんだけど。
字面が強すぎて心がついていかない。
いや、そう強く言うべきだし、SNSなんかではハッシュタグつけて言ってたりするんだけど。
旅人が5日に新宿であったウクライナ支援のステージで歌った曲の歌詞がしっくりする。
#殺すなよもう誰も
こんな時に、コロナ・パンデミックのこんな時になにやってんだよって。
もうほんとにもうやめようよ、もう誰も殺すなよ。
レッドライン上の誰かをそう言って抱きしめられたらいいのに。
*
こんな時に「核共有」とか「最後のひとりまで」とか言ってるロシアの東の隣国であるこの国に絶望する。
*
冬が終わりそう。
プーチンの戦争 20220306メモ
2022年3月6日 Memorandum コメント (2)<>発表日時 ★既読
【解説】 プーチン氏はなぜウクライナに侵攻したのか、何を求めているのか <20220303>★
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60475360
『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏、ウクライナ侵攻を受けてガーディアン紙に緊急寄稿 <20220306>★
https://web.kawade.co.jp/bungei/34777/
ウクライナ侵攻に関する英国の地理学者デヴィッド・ハーヴェイの論説
https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2022-03-02 <20220225>★
【緊急掲載】戦争という完全な悪に対峙する──ウクライナ侵攻に寄せて|ドミートリー・ブィコフ/奈倉有里編訳 <20220228>★
https://note.com/iwanaminote/n/n3d5608b53e10
なぜウクライナで欧米とロシアが対立? 経緯や今後は…知っておきたい基礎知識5選 <20220131>★
https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20220131-00279606
「プーチンは狂人でもナショナリストでもない」 佐藤優が読み解く「暴君」の“本当の狙い” <20220306>★
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/03060559/
佐藤優 鈴木宗男 【ウクライナ・ロシア情勢】 <20220225>
ムネオは抜きで 5:20~
https://www.youtube.com/watch?v=M4VmQpknVM0 ★
https://www.youtube.com/watch?v=46zEYp0d0YU
ロシアと欧米、どこでどう間違った パックス・アメリカーナは終わったのか
<20161116>★
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-37983764
【解説】 プーチン氏はなぜウクライナに侵攻したのか、何を求めているのか <20220303>★
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60475360
『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏、ウクライナ侵攻を受けてガーディアン紙に緊急寄稿 <20220306>★
https://web.kawade.co.jp/bungei/34777/
ウクライナ侵攻に関する英国の地理学者デヴィッド・ハーヴェイの論説
https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2022-03-02 <20220225>★
【緊急掲載】戦争という完全な悪に対峙する──ウクライナ侵攻に寄せて|ドミートリー・ブィコフ/奈倉有里編訳 <20220228>★
https://note.com/iwanaminote/n/n3d5608b53e10
なぜウクライナで欧米とロシアが対立? 経緯や今後は…知っておきたい基礎知識5選 <20220131>★
https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20220131-00279606
「プーチンは狂人でもナショナリストでもない」 佐藤優が読み解く「暴君」の“本当の狙い” <20220306>★
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/03060559/
佐藤優 鈴木宗男 【ウクライナ・ロシア情勢】 <20220225>
ムネオは抜きで 5:20~
https://www.youtube.com/watch?v=M4VmQpknVM0 ★
https://www.youtube.com/watch?v=46zEYp0d0YU
ロシアと欧米、どこでどう間違った パックス・アメリカーナは終わったのか
<20161116>★
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-37983764
ルッコラ の 花 が 咲いた よ
2022年3月3日 日常春は疲れる。
季節の変わり目は体調崩しやすいって言うけど、春が一番不安定になる気がする。
夏から秋はアクセル緩めてそのままクールダウンしてゆけばいい感じだけど、春は仮冬眠状態の身体が目覚め切らないのに、上がった気温につられてアクセル踏んで無駄にエンジンの回転上げてるようでエネルギー消耗する。
だから眠いんだよね、きっと。
そういえば。
「動物はほんとうは眠っていたい、眠っている状態が生き物としてのデフォルトなんだ、でも食糧を得るためにしかたなく動きまわってる」
というの、どこで読んだんだっけ?
日常生活の中で「睡眠」を最優先事項として生きてる私はすごく納得する。
昏々と気持よく眠りながら、そこに根を生やして、目覚めたら樹になってたら幸せかも??目覚めたら退屈過ぎる??…ならまた眠っちゃえ(笑)
秋に蒔いたルッコラに花が咲いた。
ひと冬、ちょこちょこと摘んでサラダにして食べてた。厳しい寒さのあと、葉が硬くなってえぐみが出たのでそのままにしてたらツボミがついて開花。
植物はうろうろ動きまわらずライフサイクルに必要なエネルギーのすべてを調達する。
ルッコラ。アブラナ科キバナスズシロ属。
スズシロ、大根? あの辛みは大根なのか。
キバナというけど、花は薄いクリーム色。
葉脈と同じ赤い筋。血管みたい。
2月6日。
すぼめた肩を寄せ合って寒さに耐えてる風のヒヤシンス。
2月28日。
ここ数日暖かくなって開花。
厚みのある花びらが、今日の、湿度もなく透明な強い光にきらきら輝いてアメジストのようで美しかった。写真、何枚も撮ってみたけれど、光をうまく写し取れなかった。
ヒヤシンスってぜんぜん興味なかった。
小学校の教室に水栽培の鉢があったよね?って思い出すくらいで。
花がみっちり密集して咲いてどっしりした感じが、頭にカーラー巻いてスカーフ被ってた昭和のおばちゃんっぽいなぁって(笑)
気まぐれに買って、はじめて花をちゃんと見て。
やっぱりちょっとデコラティブが過ぎるような気もするし、風に散るどころか揺らぎさえしない花姿は、好みではないんだけど、、、でも2月のシンとした寒さに咲くヒヤシンス・ブルーは美しい。ひんやりとした香りも良い。
来年は水栽培してみようかな、と思って調べてみて。
水栽培って植物にすごい負荷をかけるんだね。
球根の花って、植えっぱなしで何年も咲いてくれるけど、水栽培にするとその年開花するのに球根のエネルギーを使い切ってしまうので植え直してももう咲かないんだって。それ読んでなんだかちょっと痛ましい気がしてしまった。
植物にとって土がどれほど大事かってことだね。
冷蔵庫買い替え~断捨離
2022年2月15日 日常 コメント (4)先週、冷蔵庫が壊れて買い替えた。
5年くらい前から、もっと前かも、いい加減買い替え時だよなぁとは思ってた。
たぶん20年、もっと前かも、使ってた冷蔵庫だから。
そもそも父が知り合いの料理屋で使ってたのを貰ってきた中古なので、いったい何年稼働してたんだか。さすがに寿命だよね、静かに運転を止めていました。お疲れさま。
私もこういう大物家電の買い替えとか、ただただ面倒くさいひとなので、ネットで見てはいたんだけど「まだ動いてるしいっか」と先送りしてた。「まだ使えるんだからいい」が口癖の父と一緒かな?いや、父の場合は「もったない」だったけど。昭和一桁戦中生まれだからね。
壊れて冷蔵冷凍機能しなくなってたんだけど2月なので慌てることもなく。そもそもうちの台所寒いので冷蔵はまったく問題ないし、粛々と解凍された肉類を料理して食べて過ごし、その間に手配して中二日で新品に。
冷蔵庫を買い替えるときにやりたいと思ってたことあって。
冷蔵庫の後ろのデッドスペースの片付け。半畳ほどのスペースに、父の「もったいない」が詰まってるのはわかってて。
そこを片付けてレイアウトを変更して使い勝手を良くしたかった。
でもそこに手を付けるのが面倒くさ過ぎて、それで冷蔵庫も後回しにしてたんだよね。面倒くさいことに計画的に着手できない性格(笑)
で、壊れたんなら仕方ない、やるしかない、やるか!
瞬発力はあるんだよ、ヒラメだから。
しっかし、ほんとなんでこんなもの後生大事にとっておくかね。
引っ張り出して、分別しなきゃいけないから梱包解いて中身見たけど。99.9%ゴミに出す結果に。使おうかと思ったのは山のような台布巾。それだけかな。あ、あと数えきれないタッパーウエアの中からセットになったスタッキング可能な奴だけ、いま使ってるのと入れ替えた。
丸盆や菓子器、寿司桶&吸い物椀のセットとか、未使用できれいで一瞬「とっとく?」とちらり思ったけど、いやいやいや、そう思って戻すから片付かないんだしと廃棄。
知り合いの料理屋の名前の入った刺身皿とかサントリーのコップ1ダースとか、ワイングラス1ダースとか。もぉ~~。
分別して袋に詰めたら燃やさないゴミ袋中サイズで、イチ、ニ、サン、、、いま現在15袋ある。車庫がゴミ屋敷状態になってる。いっぺんには出せないよなぁ、これ。
でも空いた場所をデッドスペースにしないようにできて、掃除もできて、ばんばん捨ててストレス解消になったかな。
まだまだ台所には捨てたいものあって、いまちょっと大処分ブームきてるから引き続き断捨離いけるかも。
実家に戻ってもう12年になるんだけど、台所がずっと自分のものではなくて。
母の使い勝手で片づけてある台所だからあんまりいじっちゃ悪いかなと思って手をつけなかったんだけど、もういいかな。実際、階下のひとはもう料理一切しないしレンジ以外使わないしね。
あれも、これも捨ててやるぅ~~~ふっふっふ。
お盆包んであった新聞の日付が1991年だった。
ひゃぁ~30年、死蔵されてたんだよ。
真のお宝の骨董とかならいざ知らず、「もったいない」ってなんなんだろう(笑)
Nick Cave 「Steve McQueen」
https://www.youtube.com/watch?v=uWjZ85m1BKg&t=135s
Because someone’s gotta sing the stars
And someone’s gotta sing the rain
And someone’s gotta sing the blood
And someone’s gotta sing the pain
タイプライターの中でうずくまり
ハエと一緒に泣いている
俺はハエに泣くなと言う
ハエは俺に死ぬなと言う
なぜなら誰かが星を歌わなくてはいけないから
誰かが雨を歌わなくてはいけないから
誰かが血を歌わなくてはいけないから
誰かが痛みを歌わなくてはいけないから
https://genius.com/Nick-cave-and-the-bad-seeds-steve-mcqueen-annotated 「Steve McQueen」
メモ:「Into my arms」
https://www.youtube.com/watch?v=pFAwDdo7GV8
https://www.youtube.com/watch?v=LnHoqHscTKE
「GHOSTEEN : Hollywood 」
https://www.youtube.com/watch?v=PCTevL8OImE
https://www.youtube.com/watch?v=uWjZ85m1BKg&t=135s
Because someone’s gotta sing the stars
And someone’s gotta sing the rain
And someone’s gotta sing the blood
And someone’s gotta sing the pain
タイプライターの中でうずくまり
ハエと一緒に泣いている
俺はハエに泣くなと言う
ハエは俺に死ぬなと言う
なぜなら誰かが星を歌わなくてはいけないから
誰かが雨を歌わなくてはいけないから
誰かが血を歌わなくてはいけないから
誰かが痛みを歌わなくてはいけないから
https://genius.com/Nick-cave-and-the-bad-seeds-steve-mcqueen-annotated 「Steve McQueen」
メモ:「Into my arms」
https://www.youtube.com/watch?v=pFAwDdo7GV8
https://www.youtube.com/watch?v=LnHoqHscTKE
「GHOSTEEN : Hollywood 」
https://www.youtube.com/watch?v=PCTevL8OImE
目玉焼きのつづき。
「家族ゲーム」の目玉焼きちゅうちゅうは1968年にでた「女たちよ!」の中の一編で「目玉焼の正しい食べ方」として書かれてる。
……というのをWikiで読んで、「女たちよ!」をひっぱりだす、、、つもりが見つからずAmazonで買う。この本買うのこれで3回目。あ、友人の娘に買って渡したことあるから4回買ってるのか。あ、違う?持ってたのをあげちゃって、また読みたくなって買って、引っ越しでどこ行ったか分からなくなり、、でやっぱり3回目か、そっか。
もとは文芸春秋からでてたんだけど、今回買ったのが2005年に新潮からでたもので、池澤夏樹の解説が読めて良かった。知って買ったわけじゃなくて、たまたま安かったからなんだけど。
それだけ買い直してるのに、内容をあまり(ほぼ?)覚えていない。
ただ初めて読んだとき、大学生の終わりごろだったけど、大人になりたいと思い大人になろうとしている都下育ちの戦後核家族の庶民の娘に、憧れてみる甲斐のある大人的なスタイルを見せられたんだろうと思う。
いま読みかえして。
アル・デンテとかアボカドとか、いまならだれでも知ってる。
フランスパンは青山5丁目のピーコックが美味いとか、いまなら言わないだろう。
(いや、3周くらいまわってやっぱり青山ピーコックなのかもしれない。スタイルとして、そういう方がツウだと思われるのかもしれない)
で、だから古びてるのかというと、そんなことない。
3回買って読んでも面白いって言うのは、すごいことかもしれない。
これが書かれてから50年以上経ってる。
これを書いた30代前半の伊丹十三の年齢を大きく越えてるけど、ここに書かれてることのいろいろが身につかぬままだ。
伊丹十三という才能。
彼が身につけてきた教養っていうのは生まれ育ち、資産の後ろ盾あってのことではあるけれども、伊丹十三だから身についたのだと言えるし。
軽い、ユーモアにあふれたエッセイ、と今読む人は思うかもしれない。ちょっとキザで嫌味、と感じる者もいるだろう。よくある本だよ、これは。
たしかに、この種の文章に出会うことは珍しくない。しかしそれは今だから言えることであって、最初に刊行された1968年にはこれはまったく新しい、挑発的な、驚くべき本だった。ぼくたちは一種まぶしいものを見るような思いでこの本を手にした。笑って読み、膝を打ち、あこがれ、勇気づけられた。
なにがそんなに新しかったのか?まずは自信に満ちた個人主義、趣味を中心に据える人生観、食物や酒や車についての粋なセンス、(つまりは)消費の喜び、ヨーロッパを起点にしたホンモノ指向。 池澤夏樹:解説より
この本が世に出て半世紀過ぎたけど、伊丹十三に追いつく人はいたかな。
パルジャミーノやニース風サラダくらいは覚えたかもしれないけど、それだってホンモノではないかもしれないのが悲しい。
この本の中で、流行が循環するサイクルについて服装学者ジェイムズ・レイヴァというひとが
10年前は 下品
5年前は 恥知らず
1年前は 大胆
当時 スマート
1年後 みすぼらしい
10年後 醜悪
20年後 噴飯もの
30年後 滑稽
50年後 風変わりな
70年後 魅力的
100年後 ロマンチック
150年後 美しい
と言ってる(と紹介されてる)けど、なるほどなぁと。エッセイなんかにも当てはまるかもしれない。
20世紀中はこの本もスノッブと思うひともいたかもなぁと思う。友人の娘にあげた頃なんて、もしかしたら一番ピンとこなかったかもしれないなぁ。
でも50年たったいま、風変わりでカッコいい大人がいたんだなぁと読まれるかも。
1000年後くらいには、「徒然草」や「枕草子」並みの随筆として読まれるかもしれない。
あ、そうそう、目玉焼の正しい食べ方。
「彼は皿に口を近づけて、真ん中の黄身を、ぺろりと吸いとってしまうのですが、こんなことが人前で許されるべきものではありません」
映画「家族ゲーム」の目玉焼きちゅうちゅうは伊丹十三の存在なくしては許されない絵面ですね。
今朝は寒かった。
氷点下まで下がったらしい。
明け方目覚めて、からだ丸めて湯たんぽを抱き寄せた。
薄曇りで陽は射さず昼過ぎても気温はあがらない。
裏庭にりっぱな霜柱。
去年の秋、掘り上げてベランダの隅で休ませておいたムスカリの子球。
ツンっとちいさな緑色の角を生やしていたのですこし水をあげてみた。
みるみる根をのばして、角をのばして。
生きてる。
2月はいのちの萌芽がひっそりと清らか。