夏空ひろがる夏月のふつか。
気温32度。湿度53%。南南西の風2~3。
暑いけど気持の良い日。
ベランダ一杯に布団を干して、洗濯機を何度も回して。
綿毛布があっという間に乾く。
昨夜、裏庭の鉢植えに水を遣りにモミジの横を通り抜けたら半袖の右の二の腕がチクッと。ん?モミジに攻撃されたことはないんだけど?なに?
戻りしなに反対側、左腕がビリリッ!痛い。え?虫?
外の水道で刺された両腕を洗って、部屋に戻ってみると薄く腫れている。
キンカン塗ってしばらくしたら治まった。
今朝、明るくなって見に行ったらモミジの葉に食われた気配。ほんの少しだけど。なんかいるみたいだなぁ~と思って探したらいた。
おまえ、誰?
緑色はキレイだけど、トゲトゲはいただけないよねぇ。
画像検索したら、イラガの幼虫らしい。
刺された時の痛みからデンキムシとも。確かに感電したときみたいなピリリ感だった。落葉広葉樹の裏葉に集団でつくことがある?まだいるのかな、嫌だなぁ。
通り道に張り出してる枝は少し伐ったほうがいいかな。長袖に着替えてでなくちゃ。
などなど思いつつ、冷房の効いた部屋からベランダで揺れる緑を眺めてると眠くなる。お向かいの家の3歳の女の子と犬がビニールプールで歓声を上げている。
平和だ。
SNS開くと、とんでもなくうんざりする話ばかり流れてくるのにね。
去年の春先には不織布マスクの肌触りが嫌で、ウレタンマスクや布マスクを使ってたのに、いまやKF94マスクを常用している。
ウレタンや布はウイルスを防ぐ効果がほぼないことがわかってきて、不織布マスク一択になってからは、プラスティックのインナーフレームを入れて使ってみたり。
プリーツタイプの不織布マスクは唇にあたって水分を持ってかれる感じで、唇の皮がカサカサになるのが嫌だった。横が頬のところで空間ができてしまうのも気になった。
値段は高くなるけど、オリンピックは中止にならないし、なのに仕事は続行で自宅待機にもならないしという状況では仕方ないかなと。
使ってみたら、鼻、頬、顎まわりをしっかりカバーするし、口元にできる空間でストレスが少ない。
だけど出勤時、朝出かけて帰宅するまで短くても10時間はマスクつけっぱなしで、これは結構疲れる。ほんとうに酸素足りなくなる。これも、ああもう出勤するの無理かも~って悩む理由のひとつ。
携帯酸素までお試しで買ってしまったよ。
家で使ってみたけど、当然ながら匂いもないしほんとにただ空気吸ってるんだな、と(笑) 家で安静時なんだから、まあそうだよね。吸って、ああ、息が楽になったぁ~なんて実感できた時はヤバい時?これに望みを託すときはきっともうダメだろうな。。
そろそろ梅雨も明けそうで。
KF94つけての夏の仕事、考えただけで頭がクラクラする。
なのに、外出時のマストアイテムになってしまったマスク。
なんだかもう下着に近い感覚になってしまって、鼻出しマスクとか耳掛けマスクのひと見ると、「パンツ下げ半ケツ出し」とか「ブラホック外れてます」みたいで、なんだか見てはいけないもの見た様な気がしてしまう。
ランチ時に外したマスクというのも、自分のなのに、いきなりキタナラシイ感じがして置き処に困る。マスクを挟んでおくファイルを持ち歩いてるけど。
お水一口飲む数秒でも、片耳から外したマスクを片手で必ず持っていないと、完全に「手を離れたマスク」はいきなり使用済み衛生用品、汚染廃棄物になる気がする。
こんな感覚でマスクと暮らした日々が、いつか笑い話になる日はくるんだろうか……。
あ~あ、ひと気のない雑木林へでかけて、こっそりマスク外して、深呼吸したいなぁ。
東京の陽性者昨日今日、1000人超え。
陽性者だからね。
感染者はいったいどのくらいいるんだろう。
ゼロいっこ足すくらいかな。。
ほんとオリンピックやめて。
バッハ、帰れ。
南陀楼綾繁
なんだろう、怪しげ。
南陀楼綾繁×内澤旬子
荒俣宏×杉浦日向子
ふむむむ。。なにか法則のような?
オタクの引き合う力が働くのか?
目次開いて、けっこうお腹いっぱい。
通読する意欲は湧かないけど、知らない本がい~っぱいでてくる(それも通好みな、というよりオタク好みな 笑)のでぱらぱらと拾い読み。
精興社書体の話をした頃かな、「文字の食卓」という書体、フォントへのこだわりを書いた本を読んで、興味がないわけじゃないけどここまではこだわれないなぁと思った本の著者が、「本のリストの本」の書き手に名を連ねていて納得。やっぱり、、って感じ? う~ん、やっぱり引き合う力あるなぁ。ブラックホール?(笑)
あんまり深入りはできないんだけど、綾繁氏のTwitterはフォローして見てる(笑)
そこで、栃折久美子が最近亡くなったことを知る。
彼女の「モロッコ革の本」で、ルリユールを知った。
読むだけではない、こんな書物の愛し方があるのだなぁと教えてもらったのだった。
木槿 ムクゲ ムグンファ
2021年7月13日 庭 と 草、花、樹夏の花木。
韓国語読みのムグンファが好き。
白い花びらの姿が韓国の女性の着るチマ、スカートのふんわりした姿と重なる。
ムクゲと強い濁った音で終わるよりも、ムグンファのほうが優しいし似つかわしい気がする。
朝に咲いて夕方には凋んでしまう一日花で、儚さのイメージで詠われたりするようだけど、無窮花という漢字の当て方もある。
無窮。永遠とか無限とか。ひとつひとつの花は一日だけど、夏空に映えて次々と新しい花を咲かせ続けるから、儚さよりも永遠の強さを私は感じる。強い花木。
庭に下ろした木槿が咲きだした。
私の膝の高さしかないけれど、この木槿、樹齢は25年にはなる。
吉祥寺のマンションに住んでいたころに花鉢を買ってひと夏ベランダに置いておいたもの。花が終わって葉も落ちて、その頃はまだ落葉樹の愛し方を知らなかったので持て余してたんだと思う。
父に、これ冬はどうしたらいいの?ってきいたら、要らないなら持って帰るよと言って実家へ行き、私はそれで忘れてた。
次の夏か、その次の夏か。実家に寄ったら玄関わきの花台に木槿が咲いていた。
ウチにいた頃の、いかにも園芸用に挿し木で増やしましたというひょろっとした感じはなくなって、たくさん枝を伸ばして元気そうだった。
落葉して裸木になってしまう花木だからこそ春が廻ってきて復活して花を見られるとなお嬉しいんだなぁと思った。
それから毎年、葉の茂り花のつきを見て、根が回ったかなと思うたび鉢替えをしてきた。でもここ数年元気がなくて、花のつきも悪かった。
どーしよーかなーと迷ったんだけど、庭に下ろしてみた。
ほんとうならすうっと縦に伸びて空に向かう花木なので、その姿を見たい気もして。四半世紀、ちいさくまとまって生きてきたから上に伸びて良いってまだ気づかないのかな。でも根はしっかり張ったようで、葉の茂りも良いしつぼみもたくさんついている。
ほんとうはもっと陽当たりの良い場所が似合うので、ここで良いのかなぁと迷ってもいるのだけど。いまならまだ掘り上げて鉢に戻すとか可能かなぁ?悩む。
まぁ悩んでも、植物は思いのままにはならないからなぁ。
モミジの隣の半日陰でも咲こうとしてくれてるなら、いっか。
静かなひと、沈黙とも。
ギボウシ。このツボミの形が宝珠に似るから擬宝珠。
・・・
泣きたい気分の時に
泣ける曲があるのは
うれしい。
聴けば気持が晴れると
知ってる声もあるけど
今日はしょんぼり
沈んでいたい。
そんな日。
ジュズサンゴの鉢の奥に、朱赤色がちらちら見え隠れしていて、なんだろうと覗いたらペチュニアが一輪咲いていた。
植えた覚えはない。植えてない。
ジュズサンゴを植えている鉢の土には古土も混ざっているけれど、ペチュニアはこの家にもどってからの10年一度も植えてないから、ジュズサンゴのポットに種が紛れてきたのかな?
ジュズサンゴは去年の秋にホームセンターで花期を過ぎて150円で投げ売りされてたのを買ってみたもの。園芸店の旬の花鉢は買わない。キレイに整って花が咲くのが当たり前で面白くない。売れ残ってしょんぼりした多年草を連れ帰って植えておくのが楽しい。
ジュズサンゴが元気に葉を茂らせて花穂もいっぱいつけてる。赤い実が付くのが楽しみ。私が育てたわけじゃない。ベランダの、植木鉢の、古土の環境に馴染んで勝手に育ってくれてる。
ペチュニアはホームセンターの常連だから、片隅に長く置いておかれたジュズサンゴのポットに種が飛んだのかな。
毎年なにが芽吹いてくるか予測のつかない庭とベランダだけど、たくましい雑草ならともかく園芸品種が勝手に花咲かせるとは思わなかった。
ジュズサンゴとペチュニアの寄せ植えとかあり得ない感じなのでそっと土ごと掘り起こして空いてる鉢に植えた。
あんまりマメに雑草を抜いたりしないけど、花がなかったらペチュニアとは気づかなかったと思うので(そして葉っぱだけだと抜き捨てられてた)、花咲かせたペチュニアの勝利だね。
ほったらかしの庭&ベランダってほんとうに楽しい。
門の脇の、ヒメコブシの下にサンショウの若木が生えている。
去年だったかな、実生の若芽が出てるのを見つけた。
何年か前に、裏のサンショウの木が枯れてしまい残念に思ってたので、大きくなるかわからないけど抜かずにおいた。
上手に庭石の際から生えて、春先には2、3枚ちぎって刺身の皿に飾るくらいはできた。
今日見たら、ナミアゲハの終齢幼虫が!
上の方、すっかり食べつくされてるねぇ。
庭のミカンの木にでも移そうかと思ったけど、ここまで大きくなって食べ物変わるのも可哀想かな。蛹になるのももうすぐだろうし。
ということで、見逃す。
うちの庭は、勝手に生えた草木で勝手に蝶が育ってゆく。
なかなかいい庭じゃないか?(笑)
不要不急の衝動にかられて都内のホテルに2泊してきた。
ライヴのDVDを大きな画面、大きな音量で堪能したくて探していたら、音質にこだわったBluetoothスピーカーを全室に置いているホテルを見つけて。BD/DVDプレーヤーがあるのはグレードの高い部屋だけだったので奮発して。といっても、こんな状況で室料かなり安くなってるので冬旅で沖縄や北海道に行くよりは割安。飛行機代いらないし。
緊急事態宣言中~解除後にかかったんだけど、人出はまったく変わらなかった。フツーにひとはうろうろしてたよね。
そもそも私の発想だって「緊急事態宣言中のほうがひと出少ないかもしれないから解除前に出かける方がいいかな?」ってオカシイよね。なんか間違っている。もう緊急事態宣言もマンボウも機能してない。それでも酒類提供なしとか営業8時までとかはそれなりに実施されてる。だけど、うっせぇ、うっせぇ、うっせぇわっ!って気分だよねぇ。街中に流れてたこの曲に、だよね、って思えて笑ってしまった。
部屋はとても良かった。
静かな廊下を進んでカードキーでドアを開けると、大音量でスピーカーが鳴ってた。ホテルのインフォメーション映像を流してあったんだけど、なるほど音量MAXにしても音漏れしないので大丈夫ってことだ。
爆音でミッシェルのライブ映像再生してやった。大きなスピーカーで音の波動を浴びて気持よかった。ひとりスタンディングで、声出しまくり(アホ)
あーチバかっこいい―、リフレッシュしたー!耳、死んだけど。
コロナ罹患リスクについてはいつも考えてはいる。
でも自分の感覚でしかないから、正しい予防になってるのかさえ検証しようもない。なにひとつ客観的な指標がないんだから。
ライヴハウス✖✖✖✖✖
仕事✖✖(✖)
ひとりホテル✖✖
公園✖
✖は不安指数かな?リスクと思うかどうか。
ライヴハウスは感覚的に絶対無理だよねぇ、残念だけど。というかチバが心配。
公園は移動時のリスクかな。
仕事。屋内でひととの動線が常にクロスするし会話を避けられない。個人的な感覚では、いまはたまたま誰もウイルスもってない(のかもしれない)から無事なだけという感じ。✖✖✖くらいのリスクと感じるんだけど、必要な場である(たぶん大丈夫)という偏向力を自分に掛けてる感じかな。それがストレスなんだけど。
ホテル滞在は、移動時にリスク感じるくらいなのだけど、不要不急であるという後ろめたさで✖✖。
いまやショッピングモールですれ違っただけで感染したという変異株がきてるのだから、どこもかしこも✖✖✖✖✖なのかもしれないけど。
なんかもう、あれこれ考えてる頭の中が「うっせぇわ!」だよなぁ。
夜は読みかけの「きみは知らない」を時間気にせず読んで過ごした。
読みたい本があって、観たいDVDがあって、自由に選んで時間過ごせるって至福。滞在40時間なんてあっという間だった。
チェックアウトして東京駅に移動して新丸ビルのひと気のないオープンテラスでランチして本読んで、自衛隊大規模接種センターでコロナワクチン接種して帰宅。
かくれじみん
2021年7月3日 平和とかまつりごととか世間とか コメント (1)仕事の帰り、駅前のロータリーに立憲民主党の選挙カーがとまっていた。
期日前投票を済ませておこうと思っていたところだったので、足を止めた。
都議選って選挙区の候補者にほっとんど馴染みがないので、結局は政党で選ぶ。
自民には入れたことないし、公明は話にならないし、都民ファーストなんて論外だし。
立憲の候補はずいぶんと若い男性で、フライヤーを手渡してくれた女性に「新人ですか?」ってきくと、「はい、30歳と若いですけど山花郁夫の秘書として経験積んできてます」と。白いスーツ姿のその女性の襟には議員バッヂ。あれ、見たことある顔だと思ったら塩村あやか議員だった。
ほんとはすぐには名前が出てこなかった。「いまから期日前投票に行くところなんです」というと、是非お力を貸してください、私、塩村と申しますと名刺を差し出されたのだった。
でも名前と顔がわかっても、思い出せたのは議会でセクハラヤジを浴びて世界的ニュースになったのこの人だったよね、あれ?それって都議会だったよね?いまは国会議員?あ、一昨年の参院選でだっけ??という程度。
なんかつくづく、立憲民主党に注意を払ってないなぁと思ったわ。ほんとなら野党第一党なんだから、もっと応援したいとこなのにね。
なんでだろう、立憲というより「元民主党」の面々に何度もガッカリさせられたのが影響してるのかなぁ。言葉が響いてこないというか、不信感みたいのがある。ほんとうなら信じて支持したいところだから余計に。信じて裏切られた傷心は猜疑心に変わるんだよ。
名刺頂いたついでみたいな立ち話で、「ほんとは支持したいんですけれど…」という話を続けて「どこか隠れ自民のような気がしちゃって」と冗談めかして言ってしまったんだけど、そしたら。
「隠れ自民は、出て行った国民さんのほうが」
って言うから、驚いたというか笑った。良いんですかね、そんな党名だしちゃって(笑) 確かに、前原さんとか志桜里さんとか、、、ねぇ(笑)
新人都議候補の応援に都下のちいさな私鉄駅前に来て、フライヤー配りして、お話しますお答えしますというカジュアルな態度はよかったけど、ちょっと迂闊かもしれないね。大丈夫かな。
スタッフが近づいてきて、応援スピーチの時間ですということで会話は中断。
塩村さんの演説は聴かずに投票所へ。
これ書きながら、さらっと検索して経歴とか見たけど……。
大丈夫かな。
あ~あ、もうほんと政治のことなんか考えないで過ごしたいわ。ヤダヤダ。
ベランダのミントがわっさわさで鬱陶しい。
いつでも元気で茂ってくれて良いのだけど、ちょっとね、フレッシュさがなくなってきた。5年目か6年目の株だからね。
もともと散歩の途中で2~3本手折って部屋に飾ったのを、根が伸びたので鉢に植えたものなんだよね。最初3号か3.5号か小さな鉢に植えて、“いかにも”な感じの観葉ハーブでまあなんとなく可愛かったんだけど、5号鉢×2に7号鉢ひとつに増えて。それもあっという間に根が回って。
で、根が回ってしまうと鉢の真ん中に葉が出なくなって可愛くない。
はいはいわかった、これならどうだ?と3ガロンのフェルトポットふたつに3月に植え替えた。
ミントって、限界というものがないみたいだ。あっというまに茂って可愛くないにもほどがあるってデカさに。植え替えてからもう2回、がっつり切り戻してるのにわさわさ。葉も大きいし、匂いもミントはミントなんだけど、なんか加齢臭がするというか?
若い枝を摘んで水差しで増やし直そうかな。
これ以上大きな鉢には植え替えられないし、こんなモンスター、庭に下ろすなんてもってのほかだし。更新して古株は引退させよう。
・・・・・
豊作のミント、なにか使い道ないのかと見てたら、雲南省の料理で「ニラとミントの炒め物」というのが普通にあると知って、美味しいのかなぁ?と思いつつ作ってみた。
………………美味しくなかった(泣)
うちのミントの加齢臭が悪かったのか、ミントの量が多かったのか。
なんとなくダメそうな予感もあったので、家族の分はミント加える前に取り分けて一人分だけ作ったからあまり被害はなかったけど。自分の分も、食べきる気になれなかった…。本場で食べたら違うんだろうか。
株を更新したらがっつり刈り取る予定なんだけど、市販の小松菜5~6束分くらいにはなりそうで、大量のミントを消費できる美味しいレシピがあれば知りたい。
モヒートっていうのはなしで。下戸なので(笑)
リンゴが大好きで。
ほぼ常備野菜くらいの扱いで食べている。
といっても、秋に収穫されて新鮮なリンゴを楽しんで、年が明けて寒い時期を過ぎてそろそろ桜かなぁという頃にはさすがにリンゴも終わりだねと思ってた。
見た目は赤くてきれいでも食べてみると倉庫臭というのか、ホコリ臭いような薬臭いような味で食感も悪くなる。そうなったら、サラダにしたり加熱したり、果物というよりは料理の食材になる。ニュージーランドのリンゴ、ジャズが並ぶとそれを買う。
そうやって一年中食べてる。好きだから。
今年、もう6月も終わるのに、そこそこ美味しい国産リンゴが食べられている。
味は良いけど食感がさすがにダメだね、とか、歯触りは良いけど香りがないね、というのもあるけれど、生食できてる。
今年のリンゴは頑張ってるねという評価(笑)
なんでこんなにいつまでも美味しいんだろうと不思議に思う。
ハウス栽培?いや、それはないよねぇ~と思いながら検索。
Controlled Atmosphere(空気調整)貯蔵という技術が進んだらしい。
青森りんごの会
https://www.ringonokai.jp/kyoei/linkpage/hokan/hokan.html
CA貯蔵するものは未熟なうちに収穫するらしいから、早生種なら9月くらいから半年以上眠って過ごすんだね。
4月にいい加減リンゴも終わりだろうなぁと思ってから、なんだか味が盛り返したんだけど、CA貯蔵庫組が出てきたからだったんだな。素晴らしい。
出荷時期によらず、切ってみると果肉が茶色くなっているものに当たることあるけど。もちろんそれはハズレで残念なんだけど、「りんごの寿命が尽きた」しるしという表現を読んだら、私のとこまで間に合わなかったそのリンゴがなんだか愛おしくなりました。
リンゴCA冷蔵庫メーカー藤崎さん
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/3175
本作は「ホーム」でも「家族」でもない「ハウス」に暮らす個人の話だ。家族の絆を取り戻すようなホームドラマではない。
著者も言っているように「家族小説ではなく、家族の中の個人を書いたもの」であり、「何もかも見せているようで隠し、隠しているようでも真実を見せる個人を、家族というつながりのなかで観察した」物語である。 <訳者あとがき>
「ひとつ屋根の下」という言い回しがあるね。
ひとつ屋根の下<ハウス>に住むのは、家族だろうか?
11歳の少女ユジの失踪をきっかけに、次第に明るみになっていく家族それぞれの秘密。 <新泉社HP>
秘密ってなんだろう。
意識して隠しておきたいものか。知られるわけにはいかないと強く思うものか。それは悪事か。
友達に秘密主義と言われる私だけれど、そんなに悪事は働いてないよ。秘密にしたいと思うことだってたいしたことじゃない。たぶん。
嬉々として他人に言ってまわりたい事柄、考えばかりがそのひとのすべてじゃぁない。
ただ、言わないでいるだけ。言わないでいる、それだけのことが、他人とのかかわりの中で隠し事になって、望まないのに暴かれたりすると「秘密」だったことになる。
サンホ : ソウルで小さな貿易会社を経営している
ウギョン : サンホの妻。韓国華僑。
ユジ : サンホとウギョンの娘。11歳。
ヘソン : サンホの長男、20歳。
ウンソン : サンホの長女22歳。
ミン : 韓国生まれ台湾育ち。ウギョンの元恋人。
たとえばウギョン。
サンホからみれば妻で、ユジからは母で、ヘソンからは義母で、ウンソンからは父の後妻で、ミンからは昔の恋人で。ウギョンはそれぞれとの関係の中で見せている姿がちがう。それは意識してではなく。そんなの誰だってそうだろう。
逆に言えば、誰もがウギョンの一面しか知らないということだ。誰もがみんなそうなんじゃない?
あなたが知っている私と、他の誰かが知っている私が複写画ほど同じわけがない。
なのに、他の誰かが見ている私がふいに現れた時、あなたは私の秘密を見たように思うの?あなたが知らなかっただけなのに。
皮と肉の袋の中に詰まっているものすべてをさらけ出したら、ひとのカタチを保ってなどいられないでしょう。私が私のカタチを保っているためには、たくさんのものを袋に詰め込んで閉じておくしかない。
そしてそこに詰まっているものなんて、ほぼほぼたいしたものじゃない。実は秘密でもなんでもない。
だけど、誰かと誰かでその皮と肉の袋を破ってとろとろと溶け合わせることなどできないから、その袋はひとのカタチを保ったまま孤独に存在するしかない。
まだ孤独を哀しみと確かには自覚しない幼いユジと、引き裂かれたような孤独をやさしさでくるんで生きるミンの、出会いの短い時間が記憶に残る。
チョン・イヒョン 1972年・ソウル生まれ
メモ:
世界で一番悲しい音楽 ヴィターリの<シャコンヌ> 演奏・ハイフェッツ
「ディオゲネス変奏曲」
2021年6月25日 読書アジア文学の棚から。
ポケミスの装丁とタイトルに惹かれて。
あたり。収穫~♪
陳浩基、1975年生まれの香港人。
17編の自選短編が読める。
収録されているのはSF、サスペンス、奇想譚、ユーモア、本格推理、ショートショートなどなど、タイトルのとおりの変奏曲集。
いわゆる完全犯罪的な本格推理と言われる小説はあまり好みではないのだけど、このひとの作品は意外な結末につながる多重推理に騙される快感があって楽しめた。
プログラマーをやっていたという経歴に、なるほどとも思う。
すっきりと無駄のない展開なんだけど、ロジックのためのロジックに終わってなくて、語り口はエモーショナルで。
評判の良い警察小説「13・67」も読んでみよう。
ワクチン1回目
2021年6月24日 covid19-XX コメント (4)大手町の大規模接種センターで1回目のワクチン接種を受けてきた。
19日。
接種券の配達が間に合いそうになかったので、市役所へ行く。
土曜日の午後。訪れてる人はまばらで、行ったらすぐに交付手続きしてもらえた。金曜日に人が集まってしまったのは「土日にワクチンの窓口開いてる」と知らなかったひとが多かったかららしい。
そうだよね、市のコロナ関連情報アプリ入れてなかったら、土日休みって思うもんなぁ。
あんなに急に対応変えたらアナウンス間にあうわけないよ。
防衛省は臨機応変な作戦変更のつもりかもしれないけどさ、まったく迷惑するのは自治体の現場のひとと市民だ。
22日。
自衛隊大規模接種センターへ。
東京駅丸の内口からシャトルバス。皇居を左手に見ながら内堀通り。10分間のはとバス観光、、は良かったけど、バス降りてから会場までの道のりが微妙に距離あってイラつく。
会場入ってからは、書類確認、検温、6人ずつのグループで並んで、先導者に言われるままに右行って左行って座って立ってエレベータ乗って上がって、問診表チェックして、問診受けて、接種して、2回目予約して、15分待機して、エレベータで降りて出口に誘導されて、解放。40分くらい。
たぶんこの6人って軍隊の最小単位なんだろうなぁ。先導者は伍長とか一等兵とか?
なるほど大規模接種センターに“自衛隊“と冠するだけあるね。途中でほんとムカムカした。
いや、対応は丁寧なんだよ。私が、列に並ぶこと、あーしろこーしろと指図されることが大嫌いなだけで。
無駄なく効率的にひとを動かしてるとは思うしね。あの方式じゃなかったらファイル持って次どこ、どこ?ってうろうろするヒヨコが団子になって溜まるだけだろうから。
軍隊のひと、自衛官って毎日ああいう行動してるんだね。あれに耐えられる、順応できる心身って私には異次元だよ。
戦争ハンタ~イ!
ワクチン接種後の反応。
接種当日はとくに違和感なかったけど、翌日、左の肩から上腕に鉄板でも移植したみたいに重くて、鈍痛。今日は治まってる。
当日帰宅して爆睡したのは、ワクチン+自衛隊方式イライラ疲れかな。
来月2回目。
段取りはわかったから心穏やかに一兵卒として行動します、はい(敬礼!)
ワクチン狂騒曲
2021年6月18日 covid19-XX高齢者のワクチン接種が一段落したのか(…していないと思うけど)、17日より全世代へ接種券が発送されますとアナウンスがあったのが6月16日。
その16日、ランチを食べに出てスマホを開くと、友人からLINE。
64歳以下の予約も始まったね。大手町の大規模接種センターの方が枠数があるから予約取りやすいし、いまなら空きが多い。でも一気に接種対象を広げたから予約急いだほうがいいよ、と。
ん?でもまだ接種券届いてないし?
自治体のコールセンターへ電話すれば接種券の番号教えてくれるから、それで大規模接種センターへ予約できるよ、と。
ふうん?でもコールセンターとか繋がらないもんだし、電話嫌いだしと思いつつ、せっかく教えてくれたのだからと試しに掛けてみたらワンコールで繋がった。
名前と生年月日伝えるだけで教えてくれた。
え?ずいぶん、あっさりと?
で、接種センターの予約サイトへ行って、キャンセルもできるしとりあえずと6月第4週の日付で予約する。日付も時間も選び放題、サクサクっと終了。なんだずいぶん段取り良くなったのかな、などと思う。
その時点では、当日、接種券原本がなくても接種可能と大規模センターはアナウンスしてた。
ところが翌日。市のHPを見ると「防衛省より、接種にも予約にも原本が必要と要件の変更があったためコールセンターでの通知を中止します」「すでに予約済みで予約日が間近のひとは市役所窓口で交付を受けてください」と。
えっと??
そっか、市内郵便なんだから17日に発送されたら翌日には届くよねなんて思ってしまったけど、いっきに10数万通の配達、翌日に終わるわけないよね?え、もしかして間にあわないかも?もうちょっと先の日付に替えたほうがいい?
接種センターのHPを見る。「予約一旦満了」の文字。キャンセルはできるけど、取り直しはたぶん不可能。市の集団接種は、対象者数10数万にたいして、5,000~7,000ずつの枠で受付らしい。その予約の開始日もまだアナウンスされていない。
16日にとれた予約は素晴らしいタイミングだったみたいだ。
だったらこの予約を流すのはもったいないよね。
間にあうか間にあわないか待ってるのも落ち着かないから窓口行く?
メンドクサイなぁ。
ところが18日。
交付のはじまった接種券求めて自治体窓口に開庁前から数百人が長蛇の列、、というニュース。えええ~??
ちょっと~、あれだけ密避けてとか言ってんのに感染症対策のワクチンで人集めてしまうってやることなすこと……。
そんなとこに並ぶのはイヤ~。どうしよう。
接種券間に合わなかったら、手ぶらで行ってみるとか?ダメって言われたらゴネてみる?言われた通りの手順踏んで予約したんですよ?と。それもメンドクサイ。
……というわけでいまここ。
著者・今井章信。
イマイアキノブ。バンクロ、イマイさんの絵本。
絵を描いてる人なのは知ってた。
いまは音楽の比重が大きくなってるようだけど、絵を描きたくて機材も捨てて音楽やめてた時期もあったそう。ほどほどに絵も音楽もとはならないらしい。
イマイさん曰く「音楽の方が健康的」「絵は身体に悪い」んだそう。それでも絵を描く。イマイさんのそういうアーティスティックなところがいつも気になる。
インタビューも、The Birthday 、ROSSO、チバ周りのメンバーの誰よりも読んでて面白い。表現者なんだなぁと思う。
「やまのスカブラ」、コントラストの強い重い色合いだけどダークなユーモアが感じられる絵で。イマイさんっぽい。
スカブラってなに?
語源は「仕事が好かんでブラブラしてるひと」というのが一説。
九州の炭鉱で石炭を掘らずに艶話や笑い話をしてぶらぶらしている人がいて、でもいったん鉱に降りたら丸一日穴の中にいる工夫たちになぜか愛されていたというスカブラ。
絵本の奥付に上野英信の名前があって。
あれ?知ってる。
何年か前に読んだ上野朱の「父を焼く」のその父が上野英信。炭鉱労働者のルポルタージュを書き続けた人。スカブラの存在を記録した人。
まあ、こういう偶然がね。ふっと嬉しいというか。
イマイさんの表現に私が惹かれるのがうっすらとわかるような、思い込みが深まる。
岩波新書「地の底の笑い話」上野英信著よりすかぶらの話-黒い顔の寝太郎
http://www2t.biglobe.ne.jp/~cjfc/hanasi.htm
「あしなが蜂と暮らした夏」
2021年6月17日 読書ベランダに迷い込んだ季節外れのナミアゲハを保護したともだちがいる。楊枝の先でくるくる巻いた口吻をそっと伸ばして砂糖水を与えるまでして。
そういえば何年か前、羽化に失敗して飛べないアゲハが道の傍を歩いているのを見て、どうしようと思ったけどどうしようもないと思って、草の陰に入ったの見てそこを離れたことあった。ともだちなら、迷わず連れ帰ったかな?
伸枝さんは、アシナガバチの巣を女王蜂ごと紙袋に入れて東京のアパートに連れ帰った。巣の状態が悪くて放っておけないとはいえ。まだ働きバチの誕生前とはいえ。みっつも。京都から新幹線ひかりに乗って。アパートでは、部屋の中に巣を留めて、母バチのいない巣の幼虫に給餌して。
凄すぎるでしょう。アシナガバチ、ベランダの軒下にいて部屋から眺めてるのは好きだけど。給餌とか、無理むりむり(笑)
伸枝さんが描いた絵手紙風の挿画や「あしなが蜂と暮らした夏」というタイトルからほんわりとしたエッセイかなと思ったら、想像以上にしっかりとアシナガバチと「暮らして」ました(笑)
1930年生まれ。15歳で敗戦を迎えた元軍国少女らしい言葉遣いとか、なにか懐かしい匂いのする本で。子どもの頃に購読していた「学習と科学」だったかな、その中の一編を読んだような感じ。
私が眺めていたアシナガバチの生態が描かれていて、あ、そういうことだったのかぁと発見して楽しかった。
だけど、「虫好き」といっても好きの度合いはいろいろだなぁ。
私の場合は、眺めるだけでいい。私の生活圏に来てくれるのは歓迎する(いや、許す程度か?)けど、彼らの生命にまではコミットできない。だって、死んだ虫がめちゃめちゃ苦手なんだから。
同僚から家庭菜園で作っているパクチーをどっさりもらったので、サラダにした。
キュウリ 縦半分に切って斜め薄切り。
タマネギ スライス
トマト 賽の目
パクチー 葉はざくぎり 茎は5ミリくらいに刻む
ラム肉 荒目のひき肉くらいに刻んでこんがり焼く クミンパウダー振る
顆粒鶏スープ ごま油 砂糖 味ぽん 豆板醤 コショウ 黒コショウ レモン汁
ボウルに混ぜて、ここに焼いたラム投入
キュウリ、タマネギ、トマト、パクチーの入ったボウルに投入さっくり混ぜる
刻んだナッツとミントふた摘みくらいをトッピング
羊香味坊の青唐辛子の入ったパクチーサラダとBAOの辛みパクチーサラダを思い出しながら、でも、エスニックなスパイスとか常備してないのであり合わせ思い付きで作ったけど美味しかった。どちらの店のサラダもしっかり合えてあるのが美味しくて。これがまた焼いた羊、茹で上げた羊にあうんだよねぇ。あ~食べに行きたい。
手前味噌ながら、炒めたラムミンチを加えたのは大成功♪
大きなボウルに作って、ほぼ9割食べつくした(家族はパクチー愛してないから)ほぼ今夜の私の主食。
ドクダミの別名
ドクダメ(毒溜め)
ジュウヤク(十薬、重薬)
ギョセイソウ(魚腥草)
ジゴクソバ(地獄蕎麦)
ウマゼリ
質感のある白花、紅が縁取るハート形の葉。
花の姿はけっこう好きなのだよね、端正で。
ドクダミって名前、替えてあげたいなぁと思うけど。
匂い、なんだろうな。いかにも薬草的な。
嫌な臭い?私はそうでもないけど。
ずっとかいでいたい匂いではないけれどね。
四枚の花弁の姿は十字花というらしい。
ダイコンの花やナズナの花姿もそうなんだって。
こんどよく見てみよう。