「懐手して宇宙見物」
2013年1月21日 読書
―――今僕の目の前の紅葉の枝に蓑虫が一匹いる。僕は蟻や蜂や毛虫や大概の虫についてその心持ちといったようなものを想像することができると思うが、この蓑虫の心持ちだけはどうしてもわからない。
青空文庫で寺田寅彦のここら辺を読んで、もう大好きになっちゃった。ノーベル賞の近くにいた物理学者が蓑虫の心持ちに思いをはせる、真面目に。いいなぁ。
で「大人の本棚」シリーズからこれを。
視覚と聴覚、匂い、など最近気になっていた感覚の話なんかも書いている。感覚を不思議と思う少年のような率直さとそれを説明しようと試みる科学者の態度とをもって。
「空想日録」の「身長と寿命」なんて「ゾウの時間、ネズミの時間」だ。
タイトルはこの歌から。
「好きなもの イチゴ珈琲花美人 懐手して宇宙見物」
イチゴから大銀河まで。
思いを馳せるその力は限りないね。
青空文庫で寺田寅彦のここら辺を読んで、もう大好きになっちゃった。ノーベル賞の近くにいた物理学者が蓑虫の心持ちに思いをはせる、真面目に。いいなぁ。
で「大人の本棚」シリーズからこれを。
視覚と聴覚、匂い、など最近気になっていた感覚の話なんかも書いている。感覚を不思議と思う少年のような率直さとそれを説明しようと試みる科学者の態度とをもって。
「空想日録」の「身長と寿命」なんて「ゾウの時間、ネズミの時間」だ。
タイトルはこの歌から。
「好きなもの イチゴ珈琲花美人 懐手して宇宙見物」
イチゴから大銀河まで。
思いを馳せるその力は限りないね。
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