2003年、この頃はまだテレビを少しは観ていた。
夜のニュースとかドキュメンタリとか、深夜番組で面白そうなものがあれば。
たぶん、タモリが司会してたからだと思うけどテレ朝の「ミュージックステーション」も観ていた。


だから2003年6月27日のt.A.T.u事件、しっかり観ていた。
t.A.T.uというロシアのデュオが控室に籠って出てこない、どうするどうなる、みたいな放送事故っぽい展開を記憶している。タモリがこれをどうさばくのかなぁ~とか思ってみてた気がする。
で、急遽の代打でロックバンドがもう1曲演奏することになって、それもしっかり観た。すらりとした見た目が「イマドキのバンドなんだな」「それにしても喧しい音だ」と思った。


それから15年ほど経って、その時の喧しいバンドが THEE MICHELLE GUN ELEPHANT だと知る。

Mステでのミッシェルというのが、ファンの語り草になっていて当時の動画がちょくちょく上がってくる。それで観て、ああ、これ観てた、観てたのにこの時はチバとは出会えなかったんだなぁと思う。
こんなにカッコいいのに!私の目は節穴かっ!

2018年の、あの ACACIA; でなければ出会えなかった。
チバの声をカッコいいと思い知るのに15年の時間が必要だった。




ものごとすべて、そういうものだ、と思う。

出会うには、準備が要るし、それは意図せず整えられてくるものだと思うし、それを「有時 うじ」というのかなぁと思う。
だから「なぜあの時気が付かなかったのか」とか「もっと早くに出会ってれば」とか「回り道した」なんて思わない。
いま、で良かったんだと、私は思う。どんなことでも。




https://www.youtube.com/watch?v=mk0AH2B8BgM


「人と光」

2021年12月15日 チバ
「人と光」

どっから流れてきたんだろ?

ギターが鳴ってピアノが弾けて。
あ、このイントロ好きかも。

……everything everything
女声が歌いだす。

……果てなき世界の 形なき道筋
男声が入ってくる。
わっ、この声好きかも!

……This way
シャウト!
えっ?! あーー!チバじゃん!!
なにこれーー??



BUGY CRAXONEというバンドのアルバムにゲストヴォーカルで参加してた。
2002年。まだミッシェルの頃。女声に合わせるチバの声って珍しいかも?
チバの曲と歌い方が少し違ってて歌いだしではわからなかったけど、好きな声ってやっぱりどう聴いても好きだ(表現オカシイ、けどヨシ)
こういう曲調というかサウンド、なんていうんだ?ダブ?違うか。よくわからないけど嫌いじゃない。
で、音源欲しくてAmazonでポチる。

   ・・・

ふぅ~ん。しかし “声” っていうのは、替えが効かないというか。
まあ、だからヴォーカルがバンドのフロントになるわけなんだろうけど。

MICHELLEやTheBirthdayのコピーバンドが結構あるみたいで。
ちらっと見てみたけど。ア リ エ ナ イ としか(汗)
ナニユエ、チバノカワリニウタオウトオモウンダロウ、と。
うん、いや、いいんだけど。愛の形もリスペクトの表現もそれぞれなんだから。
でもどんなに頑張ってバンド組んでも、チバや清志郎の “声” はコピーできないよなぁと思う。彼らの声は Copy Control されてると思う。






「帰り道」

2021年12月12日 チバ


帰り道

帰り道に君は言うだろう 愛と憎しみはどう違うのって
帰り道に僕は言うだろう どこも違わないどっちも真実だって

細かな雨をワイパーが拭き取って 散らばったネオンがぬれてる
しびれた左腕を気にしながら どうしてオルガがさっき泣いてたのか
首を右に傾けて考えている
3コードで魂を失くしたジャンキー 3コードで宇宙に行くって言って
今じゃ電磁波にヨダレたらしてる

帰り道に君は言うだろう 神様ってどこにいるのって
帰り道に僕は言うだろう ジミヘンはモジャモジャの中さって

昨日の夜ゴミ箱が燃えてた なんだかすごくきれいで
僕はずっと見とれてたよ
警報器が鳴って大雨が降った 嫌な音階を水が消してた
君は耳に無線をつけて 画家の伝記映画に夢中だ
僕はびしょ濡れの服をはたきながら
丸くない星ってあるのかなって考えてた

帰り道に君は言うだろう 愛と憎しみはどう違うのって
帰り道に僕は言うだろう どこも違わないどっちも真実だって

僕は未だに3コードに恋をしていて ブルーズにまみれてる
ハッピーなのは君と寝そべって 君の横顔を見ている時だけで
ぶっとんでるのは 弦が2本しかないギターを弾いている時だけさ "Yeah!"
帰り道に君は言うだろう 神様ってどこにいるのって
帰り道に僕は言うだろう ジミヘンはモジャモジャの中さって


         「酔いどれ詩人になる前に」



Humming Bird
 
 
「人生は一度きりなのだし、コロナ禍を随分色々我慢して来たし。

ワタクシ箍が外れているのかも知れませんが、買いましたーー!」


ありすさんの日記読んでうふふふふ~♪
ええ、ええ、箍外れてます。でも良いよ良いよ、良いよね~?

私も買っちゃったんです、つい先日。
このハミングバードのチャームが可愛くてさ。
シルバーはすぐ酸化して黒ずむから嫌なんだけど。
髪ゴム?ショートボブで結ぶ髪ないけど。

チバのサインの刻印がなきゃ、チバデザインじゃなきゃ買わないけど。

去年一度は踏みとどまったんだけど。
でも良いよ。人生一度だ。そしてもう先はそんなに長くないぞ。
へらへら幸せにしてくれるんだから、良し!!


しばらくブレスレットでこのまま使って、そのうちゴムを革に替えよう。
あ~眺めてるだけで気持があがる♪


ね?ありすさん♪















呆けてるんじゃなく惚けてるってことで。
 
 
仕事終わって耳にイヤホン突っ込んで駅へ。
11月に出たチバのCDが良くて。
新曲4曲に、今年のツアーからライブ音源を4曲。

夏にアルバムも出て、そこにも「ああ、最高」と思う曲あったのに、このCDにも胸にくる曲がある。どうしてこんなに「最高」を毎回更新できるんだろう。

チバは、曲以外で、歌うこと以外で何かを語ることはしない、できないひとだけど、彼の歌を聴いてると2020年、2021年の東京の、同じ時空を生きてるんだな、一緒にいるんだなと感じるよ。涙。
そして炸裂するあの声のフレアに魂なぎ倒される。それが快感。
なにもかもが吹き去られる。


   ・・・・・


大音量でチバ聴きながら買い物して電車に乗ろうとしたところで、駅ビルのトイレにスマホを忘れたことに気づく。
あ~あとため息つきながらトイレに戻り、そこにないこと確認してビルの管理室へ。スマホは出てくると日本のひとを信頼したとおりに届けられてて。サインして、ありがとう、お手数かけました。

電車に乗って帰路。ながらスマホはやめなさい、スマホはそこら辺に置かないでバッグへ入れなきゃだめじゃんと反省つつ、あ~チバが吠えてる~やばいやばいこの声はやばい~と聴き惚れる。
いったいなんなのこの男は、なんなんだこの声はぁぁぁとへらへらして、ふと気づくと降車駅通り過ぎてた。


あららら。
ボケボケの自分が笑えてしまった。
こういうボケにはそーとーイラついてたもんなんだけど、スマホ取りに行った時も電車乗り越したときも、気持はささくれることなく、笑えたから良い。


呆けたんじゃなくて、チバの声に惚れて惚けてるんだからシアワセじゃん、と思えて。
ああ、チバ声にいろいろいろいろ救われてるなぁ。









チバメモ

2021年8月18日 チバ



旅に出よう
https://www.youtube.com/watch?v=Uc1zjFz72js
https://www.youtube.com/watch?v=BpU5PCMS_bc&t=204s2004 (☆2004)

dip faster faster 2012
https://www.youtube.com/watch?v=jtcHGe8HZpQ

I’M FLASH/I’M FLASH! BAND 2012
https://www.youtube.com/watch?v=yobvoX1wIro ☆



ヤマジカズヒデ×チバユウスケ 飾らないカリスマたちの音楽談義
https://www.cinra.net/interview/201503-yamajichiba






You’ll never walk alone

Walk on Walk on
Walk on Walk on
With hope in your hearts
And you’ll never walk alone
You’ll never walk alone
You’ll never walk alone

Let’s kick go boys
Never never give up




うっわぁ~このヴォーカルのLacoste氏、良い声だぁ~!!!
って、チバなんだけどさ。

FC東京サポーターの非公式応援歌。
チバがFC東京の大ファンだからね。
サッカーに興味なかったのでノーチェックだったんだけど、CD買って聴いてみたらこれすっごく良いじゃん。

「VAMOS TOKYO!」は「ジェニー」の、七つの海を制覇しろ的な勢いのある曲で。「Let’s Kick Go Go Blue and Red Boys」はもう、チバの咆哮が轟きまくる。
Cover曲「You’ll never walk alone」の歌いだしは心臓を直撃。
これはサッカーファンには有名な、特別な曲なんだね。

応援歌って基本的には好きじゃないけど、これは良い。
Lacoste氏の熱さがたまらん。2005年のリリースだから、ミッシェル解散後、ROSSOとかやってる頃かな。う~ん、声が最高の頃だよねぇ。いろんなコラボに参加してるけど、これはチバのFC東京LOVEが炸裂してて、ほんっとうに良いわ。

あ、ドラムのHang Ten氏はキュウちゃん。キュウちゃんのドンドコドンドコ漕いでゆく感じの鳴りも好きだ。

味スタにときどき出没するらしいけど、観客席後方で「You’ll never walk alone」をサポーターと一緒に歌ってたりするんだろうか。



1.VAMOS TOKYO!
2.Let’s Kick Go Go Blue and Red Boys
3.You’ll never walk alone


聴いたらめっちゃ元気出た。
あーもーほんとに私の心を燃やす声だ。




Guitarist。

2021年5月27日 チバ
 
 
なんでことさらイマイさんを、アーティストだと言いたくなるのかと考えてて。
理由はわかってるんだけど。

チバの隣にいるギタリストたちのことを、思い浮かべるからなんだよね。
ずっとTheBirthdayのフジケン氏に、しっくりこないなにかを感じてて。
いやいやいやいや、ギターの腕前がどうっていうのはまったく分からないのでそういうことではなくて。もう10年一緒にやってるんだし、チバが良いならいいんだけど(汗) 汗あせ…冷や汗気味ながら、でも思ってることがずっとあり。

なんだろなんだろ、、、Disrespectする意図はまったくないんだけど。
なんかね~なんかね~、アカ抜けないというか、ロッカー風味がないというか、ね。ロックンローラーではないよなぁ、、とか。学校の先生の週末ギタリストっぽいとか。ギターの腕前を完全無視してついつい思ってしまうんだよね。すごい勝手なイメージなんだけど。スミマセン。
たぶん、きっと、とても素晴らしいサポートのひとなんだろうなぁと思うのだよねぇ。TheBirthdayのメンバーで一番興味が湧かなくてどういう人か知らずにいたんだけど、J-POP系のライヴのバックギタリストやってたキャリアが長いというのを知って、「フジケンギターの時のチバは歌姫」っていう自分の印象にすごく納得したりして。

チバをずっと聴いてて、好きなのはミッシェル後期からROSSOを経てTheBirthday初期で。フジケン加入後のTheBirthdayも大好きな曲いくつもあるんだけど、ね。たぶん、たぶん、ギタリストの醸す存在感の違いなのかも。ライヴでは特に。
この10年のTheBirthdayは綻びがないというか、きっとそれは悪いことではないんだろうけど、衝動とか情動とかが(いやないわけじゃない、あるんだけど)キレイに均されてるような?いや、言葉にすると言い過ぎなんだけど、、う~ん。


アベくんと出会ってTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTが転がりだしたように、照井さんとだからROSSOを演りたいと思ったように、イマイさんとふたりでバンドやりてーなーって言ってTheBirthdayを組んだように。
そういうことなの。
いま、チバがフリーになっちゃったとして、フジケンとふたりでなにか演るとは思えない。ハルキくんもどうかな。キュウちゃんでさえ、そのポジションにはいない気がするんだよね。
チバのロックの衝動をつつけるひとか、チバに呼ばれてくるひとか。その違い。

ちょっと前にチバが「オレ以外の三人はもう職人みたいになっちゃっててさ」って言ってて、それは嬉しそうに言ってたんだけど。そういうことなの。いまのTheBirthdayは安定してる。職人ががっちり支えてるから。だから危うさがない。
危なっかしい感じ、欲しくない?ロックなんだから。
MICHELLEの後期とか、ROSSOなんかはなんともスリリングだ。だから、続いてないとも言えるんだろうけど。
TheBirthdayを壊したいわけじゃないけど、なんかもっとチバの衝動にブーストかけるような存在がいたらいいのにと思ったりもする。

イマイさんとまわってた時のTheBirthdayのステージといまのステージと、なんというか生々しさ、艶っぽさがまるで違うんだよね。イマイさんがチャーミングであるってだけじゃなくて、チバをどれだけ踊らせるかってこと。チバに我を忘れさせる本気にさせるフェロモンが足りない。

真っ赤なRadioとか要らないなぁ~と思っちゃう。






MIDNIGHT BANKROBBERS TOUR2021
 
 
いやぁ、楽しかった。
イマイさんとチバと、ふたりのバランス?アンサンブル?最高。

バンクロのライヴ、いままではどうしてもチバ声聴きたいが前のめりになってしまっていたのだけど、昨夜聴いたイマイさんのギターとヴォーカル、とても良かった。
イマイさんの作る曲って、語呂合わせとか(韻を踏んでるというべき?)ひとを食ったユーモアみたいのあって。何回かライヴで聴いて慣れてきたっていうのもあるんだけど、「ザンビーのビート」の歌声ふくめたパフォーマンス、すごく良かった。わぁ、いいヴォーカルだなぁって、思った。
イマイさんって、ロックンローラーなんだろうなぁという印象は持ってたんだけど、昨夜の聴きながら、チバはイマイさんのこの感じがすごく好きなんだなぁと、ふたりの相性の良さを納得。

チバが終始ニヤニヤして、イマイさんの隣で笑みを堪えきれないみたいに嬉しそうだった。
MCも多めで。「師匠…?」と大喜利を促したり、マイクなしで話始めるイマイさんに「だから、マイク!」とダメだしするのはお約束のやりとりなんだけど、ふたりのバランスみてるとイマイさんってチバ以上に奔放なんだよね。ギターも―私はギターの上手い下手とかまったく分からないんだけど―チバの歌の隣で自由に奔放に鳴ってる感じで気持よかった。イマイさんは、アーティストなんだなぁ。だからチバとイマイさんは1対1、とてもフラットなふたりに見えた。レジェンド扱いされがちなチバだから、イマイさんとのデュオが楽しいんだろうなぁ。ほんとにずっと笑顔。

ふたりはステージの上でなにを飲んでたんだろう。
マイボトルをぐびぐびやってたよ(笑)
これまでならバンクロはビール飲みながら演ってたけど、いま、アルコールの提供はしないからね。水ならペットボトル出せばいいんだし、あのマイボトルは怪しすぎる(笑)
イマイさんのMC。「もともとバンクロは、チバくんが、酒飲みながら演れるふたり組作ろうって言って始まったんだよ」ボトルぐびっ。チバ、頷きながらボトルぐびっ。

真ん中の10分間の換気休憩終わってステージに戻ってきたイマイさんは顔赤くなってさらに酔いを深めてた感じだった。MCも走って、チバが手綱引いてたくらいだから。笑える。

で、イマイさんが酔っ払って言葉が止まった一瞬にいきなり歌いだすチバ。
「雨はやんだか」ソロ・アルバムに入ってる曲だけど、このいきなりの歌いだしのほうがカッコいい。ほんとあの声は一瞬で空気を変える。そのチバの声にちゃんとギターで合わせるイマイさん。まぁ、プロなんだから当たり前だろうけど、すごく良いなぁ。さすが酔っ払い前提のデュオだ。

チバのソロ・アルバムから「春」と「テディボーイ」も演ったけど、スタジオに籠ってひとりで作った曲も、イマイさんのギターと合わせるとすごく瑞々しい感じがする。もともとチバはライヴの方が圧倒的に良いからね。
イマイさんがいた頃のTheBirthdayの「オリーブ」「レイニーレイニ―」もギター2本とチバの声だけのほうが抒情が膨らむ。

チバの作る曲って、4ピースのバンドの爆音に乗せて奏でられるしなによりあの悪魔声だから抒情とは遠い印象になってしまうけれど、メロディや詞はとてもリリカルなんだよね。ぶっ殺す!とか歌っててさえね。


アーカイブの視聴期限は当日のみだったので、配信終わった後にもう一回聴いて、それから最後の3曲を聴いて5時間。
零時ちょうど、日付が変わった瞬間に途絶えて、チバの「僕が君を」で切れた。





 ピース(MB)
 世界を壊したい*
 酔いどれマリー(MB)
 リンゴの気持ち*
 Baby Honey Bee(GEF)
 風のゆくえ*
 春(SOB)

  < 換気休憩 >

 レイニーレイニー(TBD)
 光と陰を*
 雨はやんだか(SOB)
 ザンビーのビート*
 テディボーイ(SOB)
 オリーブ(TBD)
   (*イマイアキノブ)


2021.5.24 京都磔磔・配信





Fabulous。
   

昨日、京都の古本屋でMidnight Bankrobbersが小さなライヴをやった。
告知はライヴはじめるほんの一時間前。古本屋の店主がバンクロの名前も出さずにtweetした。先着10名限定。

京都でよかった。
東京だったら、タクシー飛ばしてたかもしれない。
でも、先着10名。東京じゃあまりに競争率高い。
東京の東側じゃ間にあわない。真ん中あたりでは?無理かな。
西側、どこだろう、どのあたりなら……なんて、妄想が始まる。

古本が並ぶ狭い空間で、独特の古本の匂いかぎながら、あの、あのチバ声を聴く?同じ高さのフラットな床の上に、何歩か進めばそこにチバがいるの?マジか?イマイさんのアコギと、チバの声だけ。アンプはもちろんマイクもなし。わあぁぁ、ほんとのほんとの生の声だ。
想像するだけで動悸がする。カラダの温度が上がる、血管が膨らんで熱い感情がほとばしる。想像するだけで。素晴らしい。
チバがどこかで歌ってると知るだけでメンタル・フィジカル活き活きと再生する。

チバユウスケ、あなたは誰なんだ?

素晴らしい。
Fabulous、それが京都の古本屋の名前。
音楽や映画の本や雑誌、グッズが専門の本屋で、命名はチバユウスケだそう。
そっか、そういう縁でのライヴなんだね。


素晴らしい。
正直なにがそんなに素晴らしいのか。アーティストが立ち寄った知り合いの店で興がのってちょっと歌うかってだけじゃないか、、とかね。その10人の中の一人になれたわけでもないのに。ふと第三者的に考えるとよくわからないのだけど、でも私の心身が素晴らしい!って反応するから、やっぱりFabulous。


チバユウスケはFabulous。





ROSIE

2021年3月23日 チバ
ROSIE
 

ロックンロールに 酔いまくり
すべてに激しく やりたがる
いらいらばかりが おまえを包み
薬に酔いしれる

ROSIEおしえてROSIE
何が欲しい おしえてROSIE
What do you wanna do
Please tell me ROSIE

    <THE ROOSTERS>

https://www.youtube.com/watch?v=R8SXIuObWPw




あーカッコいい。
この曲も良いなぁ、チバの声にすごく合うなぁ。
このARABAKIのステージ最高、こんなフェスに居合わせたひと幸せだなぁ。
じつはちょっと苦手な声なんだけど、こうやって聴くとベンジーもすごいヴォーカルなんだなぁ。耳が持ってかれるもんね。チバとベンジー、ほかに比べようのない個性だよねぇ。

このふたりと同じステージで歌うの辛いだろうなぁ………って思っちゃったんだけど、知らないって怖いわぁ。一緒にステージに上がってるの、このROSIEを歌ったバンドなのだね。
ルースターズ、名前はきいたことあるかも? いやいや、だから、知らないって怖い、ごめんなさい。80年代の伝説的バンドなんだね(汗)
 
私の場合、鼓膜が?脳が?チバ声に毒されちゃってるから、正当に評価できないんだけど、この日の演奏のチバによるROSIEは最高。いろんな人がカバーしてるみたいだし、スカパラとチバで演ったのもあるけど、この日のROSIEは白眉。と思う。

ギター、何本鳴ってるのぉ?
キュウちゃんもいるトリプル・ドラムもカッコいい。


   ・・・
 

あ、1999年に出たTHE ROOSTERSのトリビュート・アルバム『RESPECTABLE ROOSTERS』でミッシェルがカバーしている。チバのリスペクトバンドだったのね。おみそれしました、ルースターズ(汗)

Do The Boogie / Thee Michelle Gun Elephant
https://www.youtube.com/watch?v=Gjm-RE-HQtU





「 Touch And Go 」PEALOUT
 
 
チバの声を聴く情熱が衰えない。
PEALOUTにゲスト・ヴォーカル参加?なにそれ、誰それ?
ぴいるあうと、というバンドの近藤智弘というひととヴォーカル・バトルしてるのが「 Touch And Go 」欲しい。


2000年のリリースだから、まだミッシェル解散前。
声、可愛いなぁ。前半の問答のような歌詞の、チバらしい棒読みっぽい発語も好きだ。後半のバトル、チバの声しか耳が認識しない。

田我流の「やべ~勢いでスゲー盛り上がる」のロック版みたいなノリだけどもっとやかましい。
喧しいけど、チバの声だと楽しめるんだよなぁ、不思議。




最近、好ましさがどんどんミッシェルに寄って行ってる気がする。

現The Birthday 2011年~
初期The Birthday 2006年~ 
ROSSO/RAVEN 2001年~2006年
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT ~2003年

最初に聴いたACACIAが2010年の声だから、その前後の成熟してきた声はやっぱりとても好きなんだけど、ミッシェルの頃の声にとても惹かれる。若さといえば若さなんだけど。聖歌隊の少年の声が期間限定だと、失われるのをわかって聴いてるのに近いような? うん、、ちょっと違うかなぁ…。チバの場合は「失われて」ないんだよなぁ。
曲も含めてなんだけど、ロックンロールの衝動だけが声にあふれている感じ?その衝動は、やっぱり期間限定で、だけど2021年の声から遡っていってもちゃんとそこにチバは存在してる感じがする。期間限定なのに、不滅の声。
旅人のデビュ頃の声聴くと「ああ、もういない旅人…」と切なくなるんだけど、チバの場合はそうならない。ミッシェルのチバは、いまもシャウトしてるんだよなぁ。

いまのチバの声は、さすがにもうすっかり大人になってしまってるんだけど、ライヴなんかでほんの一瞬、ちょっとだけ、風に飛ばされてきたCucumberの匂いみたいにミッシェルのチバ声の面影が過ることあって。
まわらない舌で「ロックンロールは続いていくんだよ」って言ってたチバとおんなじチバなんだなぁと、ふふふとなる。


昨年の緊急事態宣言のとき、自宅引き籠りのお供にミッシェルの10枚組DVDBOX買ったんだけど、もったいなくて全部はまだ観られてない。どっか、大画面爆音で集中して観たいなぁ。シアタールームのレンタルとかないかしらん?


ああ、ライヴも行きたい。
生チバ声が足りない。








KEEP ON FUJI ROCKIN’Ⅱ
 

 
  
  電話探した あの娘に聞かなくちゃ
  俺さ いまどこ?
 
いつもより低い声。
チバ自身が道を失っているみたいな。
ステージの上で、ここはどこなんだ、、って思いあぐねてるみたいな。


  ・・・


2020年夏、中止になったフジロックが2021年開催に向けてキックオフ・イベントとして進めてきた大晦日の企画。9組のアーティストを集めて、観客を入れて開催するはずだった。でもコロナ感染者が900人を超えて、有観客は中止になり配信のみになった。


秋口に、雑誌のインタビューで「なんかやろうと思わなかったの?配信とか」と問われてチバが言ってた。
「なんにもやらん!って思った」と。
緊急事態宣言が出た5月頃は、The Birthdayも配信やればいいのに、やって欲しいなぁと思ってたんだけど、配信なんかやらないというのを「らしいなぁ」とも思ったり。
この大晦日のイベントは、もちろん会場に出かけてゆくつもりはなくて、家で観るのを楽しみにしてた。タイムテーブルを確認して、17時50分の出演に合わせて大晦日の家事を終わらせて、17時半には「ライヴ観るので話しかけられても聴こえません」宣言してPC前にスタンバイした。「Next up The Birthday」の文字にそわそわして。
 
 
   ・・・ 
 
 
  夢のような時間が来たのさ
  2時間ばかしの永遠に続く
  ときめきが俺をお前を
  宇宙かどっかに連れてってくれる
   
  時空を超えようぜBABY
  今ここがどこだかなんてさ
  知りたくもねえし どうでもいいのさ
  パーティーがまた始まる



「Buddy」はライヴの一曲目によく演る曲。この曲で会場が一気に沸騰する。
「カレンダーガール」「ヒマワリ」と続く。軽やかなノリの曲に、2020年の心象をつづった曲。良いセットリストだと思う。

だけど。チバの表情は硬かった。

NHKホールでは遠目にも楽しんでる様子が見て取れたし、MIDNIGHT BANKROBBERSでは寛いで愉しんでた。
だけど、この日のチバは「腹が立ってしょーがねー」ってそんな感じだった。
無観客になってしまったことが残念で仕方ないんだろうと思ったけど、チバの苛立ってるような暗い表情が消えない。声や演奏のクオリティの問題ではないのに、なんだろう。

ふと、チバの見ている景色が気になった。


スマホで東京ガーデンシアターを検索する。
会場の画像を見て、愕然とした。
8000人を収容する国内最大のホールだった。ディスタンス配慮しても4000人近くが入るはずだったろう。
アリーナから5階席まである “広大な空っぽ” をチバは見て歌ってた。

チバがステージの上から見ていたものが、コロナに浸食された日本のリアルなんだと思った。そのコロナの現実に、チバは腹を立てているんだとわかった。


  電話探した あの娘に聞かなくちゃ
  俺さ いまどこ?

「涙があふれそう」のこの歌いだしは、ライヴではオーディエンスに歌わせる。
そして「おまえらと川崎クラブチッタだ!」って受けて歌いだす。
この日は、チバが歌った。そして「今日は世界中のおまえらと一緒だ!」と叫んだ。空っぽの空間に向かって。



パーティは始まらなかったんだ。



The Birthdayのような生粋のライヴバンドにとって、リアルタイムで観られるとしても無観客というのはライヴじゃない。チバが配信をやらないと言っていたのはそういうことだったんだ。
それでも、最初から「配信のみ」を納得して出ていたら違ったんだろうけれど、観客入れてのイベントのはずが、観客4000人を消し去られてしまった。そのコロナ禍の現実に、違和感を呑み込めなかったんだろうな。


  お前のその くそったれの世界
  俺はどうしようもなく愛しい


チバがほんとうに気持ちよく歌うときの声を知ってる。
この日は喉の調子は良さそうだったのに、胸がつかえてるみたいだった。
コロナに浸食された世界を目の前に突き付けられて歌うチバが涙流してるように思える瞬間があった。暗い目をしていた。

配信画面にはステージの上の4人の姿しか映らなかったけれど、チバの見ていた景色を私も見てしまった。
東京のコロナ感染者が1300人を超えた日の、景色を。







Buddy
カレンダーガール
ヒマワリ
DIABLO
青空
涙がこぼれそう
オルゴール
Oh,Baby
くそったれの世界



KEEP ON FUJI ROCKIN’Ⅱ ~On The Road To Naeba 2021~
2020.12.31 東京ガーデンシアター <配信>




イマイアキノブ × チバユウスケ
 
 
綺麗に霜の降りた髪を襟足長めのオールバックにして、頬がすこしふっくらしてエルビス感が増した感じがする。イマイさん。エルビスなキューピーというか(笑) チャーミングだ。
MIDNIGHT BANKROBBERSの時、イマイさんの大喜利が恒例らしく、今回も3作ほど披露してた。チバに「師匠?」と水向けられて、「今日はやんないっていったじゃん」とか言いながら「思いついちゃった」って。会場の拍手に嬉しそうなニッコリ顔がカワイイし、オチを理解するのに会場より1分ばかり遅れるチバのボケっぷりも良い(笑) 
イマイさんとチバの掛け合いって、、、いやぁもうゆるいゆるい。イノセントなふたりに心が洗われるよ(笑) アーカイヴを見るたびに素で笑ってしまう。BANKRO、すごい好きかもー。



イマイさんの歌詞もヘンテコなんだよね。
 
 風のゆくえ 風のゆくえ 
 涼しげな夜 道に寝そべる
 仔猫に聞いた

綺麗なギターのメロディに乗せたこの詞のあとに「姉の郁恵」って…(笑)
「リンゴ」に「ジュンコ」とか、語呂合わせして一拍外したくなるのかな?面白い。



そしてチバはねぇ…。
すごくシアワセそうにギター弾くんだよねぇ。
The Birrthday の時の低く構えてるのもカッコ良いけど、膝に乗せて柔らかく抱くようにしてかき鳴らす姿は、、、、ギターに嫉妬しますね(笑)
チバはギターが好きなんだねぇ。歌わなくていいイマイさんの曲に合わせるときがとても楽しそう。ギターをジャンって鳴らして息ぴったりでセッションを終えるとへへって満足そうな声が漏れてた。

BANKROBBERS で歌われる曲はどれも好きなんだけど、今回はCDになってない「ロゼッタ」聴けて良かった。いい声だ。
シンバルを叩く~♪ ここ。ここ、意識とぶ(笑)

あ~ほんとにチバの声が好きだ。



 MIDNIGHT BANKROBBERS @URASUJI.
 2020.12.19 新宿ロフト ・ 配信




その時その場所で一度きりのライヴも、刹那のかけがえのなさが素晴らしいのだけれど、アーカイヴの残る配信の良さは、聴き逃すまいと集中しすぎて聴きムラが出てしまったライヴの細部を埋めてゆけるとこかな。
繰り返し聴いて、観て。声や表情、ノイズを重ねて留めて、記憶にしっかり堆積できること。バームクーヘンみたいに?ミルフィーユみたいに?厚くして、美味しくなるまで。チバの声を味わい尽くせるとこね。








 ピース
 世界を壊したい*
 酔いどれマリー
 リンゴの気持ち*
 雨はやんだか
 マブシイ*
 風のゆくえ*
 テディボーイ
 ロゼッタ
 オリーブ
   (*イマイアキノブ)



 くたびれた睫毛と 口髭のサングラス 
 巻き煙草 やる気のないバンマスが 
 シンバルを叩く
 こんなとこ 大急ぎ 抜け出して
 山奥の 冒険家の 話を聴きに行こう
 素敵だね
 チュチュル チュチュルル
 ロゼッタ ロゼッタ ロゼッタ ロゼッタ


2020.12.19 新宿ロフト ・ 配信





 
 
「ヒマワリがさぁ…… なんて歌いだせる人ほかにいないでしょ?」
雑誌のインタビューでハルキくんが言ってて。

うん、ほんとに。

ツアー直前の11月頭にでた新曲「ヒマワリ」の歌いだし聞いて「チバだ、、、」ってほんと思ったもん。
NHKホールでの1曲目がこれで。続く「青空」の2曲で、なんとも言えない報われた感があった。



失くしてしまった季節と、鳴らなかったギター。
それでもめぐる春夏秋冬、転がりつづけるロックバンド。

ライヴで、こんなにしっかりとチバの言葉を聴きとって、詞を胸に収めたことはなかったかもしれない。
16Candlesが流れ出すと、スタンディングになってしまったけれど、歓声はなし、コール&レスポンスもなし。もみ合ってライヴの熱狂を体感するのじゃなくて、ゆらゆらと踊りながら、時には柔らかいシートに身体を預けてドラムとベースが刻むリズムを、ギターが鳴らすメロディをリフレインを、チバの声を、言葉を味わった。ほんとうに良い曲、良い歌、良い声だと、しみじみ思った。チバってさぁ……。


ホール公演ならではのライティングも素晴らしくて、「春雷」と「オルゴール」はライティングで泣けた。






GLITTER SMOKING FLOWERS TOUR 2020
11.18 NHKホール


ヒマワリ
青空
KISS ME MAGGIE
SOMBREROSE
DOOR
ROCK YOUR ANIMAL
木枯らし6号
春雷
プレスファクトリー
24時
Red Eye
BITCH LOVELY
1977
OH BABY!
COME TOGETHER
オルゴール

en.
くそったれの世界

なぜか今日は


セットリスト、2020年の、特別なツアーにはこれしかないよねと思える選曲だったなぁ。セトリでプレイリストを作って3週間ずっと聴いている。







GLITTER SMOKING FLOWERS TOUR


The Birthday のツアー・チケットは取ったものの。
これまでのライヴの時みたいに、わくわくへらへら浮足立ってテンション上がってということにはさすがにならなかった。

コロナの状況はあきらかに悪くなっているし、ほんとにいいのか?行っていいのか?いっそ中止にしてくれた方が諦めつくかも―なんて思ったり。当日、家を出るときに確認した東京の感染者数は485人。

渋谷駅を使わないルートでNHKホールへ向かいながら、なんだか緊張してた。
GoToなんて政策ほんとありえないと思ってるのにライブ行こうとしている矛盾にもやもやしてたのかも。今夜、NHKホールで感染するわけにはいかない、絶対、って思ってたからの緊張だったのかな。

まったく。どんな覚悟でライヴ行ってんだか。
それくらい、チバの声を聴きたかった。



   ・・・・・



1月25日に新木場へチバの声を聴きに行った。2020年の初ライヴ。
TOKYO NIGHT SHOW。
そして。
11月18日。
渋谷NHKホールのGLITTER SMOKING FLOWERS TOUR。


コロナで塗りつぶされてる私の2020年を、チバユウスケで上書きした。







木枯らし1号

2020年11月6日 チバ
木枯らし1号
 
 
東京で4日に木枯らし1号が吹いた、とニュースで言ってた。
3年ぶり、なんだって。へぇ…。
ん?冬になって吹く風は木枯らしじゃないの?

そういえば。一昨年。
2018年の11月29日に、中野サンプラザにThe Birthday を聴きに行ったとき。
チバが「今年は木枯らし1号が吹かなかったんだってさ。つまんねえよな」って言ってたっけ、と思い出す。その時は、チバの声に夢中だったので、へぇ、そなんだ、、って聞き流してたけど。

今年の木枯らし1号が3年ぶりっていうんだから、チバが言った通り18年には吹かなかった。気象庁のお墨付きあり。




「木枯らし1号」って、ちゃんと定義があるんだね。

10月半ばから11月末までの間に、気圧配置が西高東低の冬型となって、西北西~北の方角より吹く最大風速8 m/s程度の風の最初のものを「木枯らし1号」というらしい。
これは東京の場合。関西では少し条件がちがうらしいけど、木枯らし1号は東京と大阪でしか発表されないんだって。
ほかの地方でもそれぞれ冬の季節風の呼び名があるんだろうか。群馬で赤城おろしとか言ったりするのがそれかな?



さっき、消防車が三点鐘を鳴らしながら走って行った。冬の音だね。
まだ公園に緑はあるけれど、もう秋は終わってしまったんだな。








追記 11.19:中野サンプラザ 「木枯らし6号」前のチバMC
「なんかさぁ そろそろ吹くんじゃねえかと 期待してたんだけど
なんか今年は吹かねえかもしんねえって テレビが言いやがってよぉ
気に食わねえな」


マリアと犬の夜

2020年10月15日 チバ
マリアと犬の夜
 
 
チバのピアノからはじまる。
キュウちゃんの掠れ気味のトランペットが鳴る。
どちらもアルバムにはない音。

ドラムが鳴りだして、ベースとギターが加わる。
そしてチバの声が吠えて、またピアノにもどる。


「WILD WILD SABRINA HEAVEN TOUR」のライヴDVDを観ていて、ああ MICHELLE でこんな演奏もしたんだと。
アルバムで聴いた時は特に印象に残らなかったんだけど、ライヴのジャズっぽい雰囲気が面白いし、私は好きだ。8分の曲が、ライヴでは14分の演奏になる。


THEE MICHELLE GUN ELEPHANT の後期はファンの間でも評価が割れてたようで、「ミッシェルがBJCのマネしてどうする」とか「チバがミッシェルを瓦解させようとしてる」とか。この曲なんかが典型なのかな。MICHELLEを最初からリアルタイムで聴いてきたファンは、そうか、そうなるんだろうなぁと思う。そのくらいには肌触りが違うから。

好きなアーティストをリアルタイムで追うのって結構大変なんだよね。“今”の彼らが好きであればあるほど、先の変化にどきどきするし。ときめきだけじゃなくて不安でさ。恋に似てるよね(笑)
私は完全に遅れてきたリスナーで。それってすごくラク。
いま現在のチバ全肯定で、過去に遡ってるから、変化してきた軌跡をまるっと楽しんで聴ける。

この日のライヴの中で「マリアと犬の夜」は前半のクライマックスで、ラストは「サンダーバード・ヒルズ」。この2曲聴いてると、チバが ROSSO へ向かうのはそういうことかぁと思う。

このライヴは2003年の6月で、9月には解散してしまったので、この「マリアと犬の夜」はこの後演奏されることもなかったのかもしれないと思うと残念な気がする。このライヴバージョン、もっとこなれて格好良くなったんじゃないかなって思うから。
MICHELLEファンは、アベくんのギターリスペクトのようなのでこの曲のアベギターが物足りないんだろうと思う。12分くらいから、アベファン大好物の高速カッティングというらしいギターが入るんだけど、この曲にはなんだか合わないように思える。アベくんのギターって、吠えるけど歌わない?のかな?この曲聴いててそんな印象を持った。
かといってギター、フジケンじゃないしなぁ。イマイさんなら?それもちょっと違う感じだし。やっぱり2003年のMICHELLEの、チバの、音ではあるんだよねぇ。だから、このメンバーでもっと演奏重ねて欲しかったような。望むのは贅沢だけど。


THEE MICHELLE GUN ELEPHANT は、というかチバが、なんだけど、ほんとうにライヴが良い。
アンコールの「Revolver Junkies」のイントロに「 No Woman, No Cry」を繋ぐとことか良いなぁ。 「マリアと犬の夜」が良いと言いつつ、やっぱりMICHELLEらしい曲聴くとカタルシスあるし、私もここでHey! Ho! Let’s Go!って叫びたかったなぁ、などと思ったりする。「Revolver Junkies」の3:20のチバが可愛かったりするし。





WILD WILD SABRINA HEAVEN TOUR
2003.06.14  ZEPP TOKYO





チバのラリルレロ

チバのラリルレロが大好きだよ。

 パルリに降ルるのはマティーニの雨
 しけた煙草はオルリーブの味
 犬のクソごと流ルれてく
 さよなルら告げルる鐘が鳴ルるル


ラ行のすべてが巻き舌。

 ルランブルルル ルランブルルル ルランブルルル

もうほとんどラララスキャットか?いまでもよく巻いてますw
でもミッシェルの頃の若い声の巻き巻きラリルレロは格別。
誰かが書いてたんだけど「ガラは悪いが気品がある」って。そうそう、それ。


テレビの生放送で「デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ」を演ったときに歌詞がとんでワンフレーズを ドゥルルルルルルラルアアーってラ行巻きとばして胡麻化した動画を観たんだけど、シビれた(笑)
これYoutubeにあがってもすぐ削除されちゃうんだけど、聴きたいなぁ。
うん、見つけたら保存すルるルぞっと。



   ・・・・・

キリがないから買わなくていいやって思ってるのに、「武蔵野エレジー」がiTunesのどこにもなくて、あれ?なんで持ってないの?となる。
なんだかんだでCDを40タイトル以上買ってるのに、聴きたい曲がマキシシングルにしか入ってないとか。ミッシェル、結構な罠があちこちにある。
で「Baby Stardust」が届いたと思ったらまた新たに「GET UP LUCY」がないことに気づく。あれえーと思いながら嬉々としてマケプレでポチ。

まだまだ買えるものがある、所有し尽くしてないというシアワセ。





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