私の庭のマグノリアをまじまじと見る。
なんて美しい花なんだろう、とあらためて。
*
花びらの数が気になって、高枝鋏で切って数えてみた。
6枚の花、9枚の花がランダムに咲いてる感じ。
M. kobusは「花弁は、長さは5 - 6 cmほどある外花被片(萼片)3枚と、内花皮片3枚からなる計6枚の大きな花被片がつき、この外側にさらにごく小さな花被片が3枚つく Wiki」
とあるから、3の倍数で私が大雑把に花びらって言ってる花片が発現してるのかな?
M. kobusは「花の基部に小型の1枚の若葉がつくのが特徴」とあって、確かに可愛らしい小葉が花に添えられている。
*
花びら一枚が5センチ、開花した花の直径は12センチほどもある。
花びらの嫋やかな曲線が重なり合う造形に見惚れる。
希釈された紅がまざる乳白色。こんな大きさの花が、何千と咲いているって。
こんな贅沢が庭にあったんだね。
切った花を瓶に挿して部屋に置く。
マグノリアを摘んでくるって、はじめてだなぁと思う。
花びらに触れてみる。
厚みのある花びらがひんやりと柔らかい。
微かな、でもしっかりとした“花”の匂いがする。
いつも、綺麗だなぁと思ってたけど。
3月を毎年楽しみにしてたんだけど。
美しいねぇ。
ごめんね、いまさらで。
*
サラサモクレン(更紗木蓮):モクレンとシモクレンの交雑種
https://blog.goo.ne.jp/utyucosmos/e/ca0235af96ef55663088cd50c8754eaf
https://ikebanagermany.com/article/post-44/
花の写真で見ると、まさにこれ。うちのはサラサモクレンなのかな?
ひめこぶしが日に日に花の数を増している。
大きな樹の数えきれないほどの花。きれいだ。
二階の廊下の窓から眺め、玄関を出て下から見上げる。
きれいだなぁ。
樹が高くて花は遠目にしか見られないのだけど、いつも私の背の高さに胴吹きの花が一輪咲くのでそれを楽しみにしている。
今年のつぼみが、今日ひらいていた。
写真を撮った。
あれ?と思う。
以前に撮った写真と見比べる。
今年のほうが花びらの数が多い!
2018年の花は6枚、今年は9枚ある。
咲いている位置はほぼ同じ。
花びらの数って、樹種で決まってるんじゃないの?
違うの?
*
コブシは6枚。
シデコブシは9枚から12枚、24枚、32枚。
シデコブシって公園で見たことある。
花弁が細くて紙垂(しで)のように垂れるのでシデコブシという、らしい。
Wikiによるとシデコブシがヒメコブシらしい。
9枚の花びらはたまたまの変異?
うちのはヒメコブシだと聞いてたのだけどイコール・シデコブシなら9枚以上の花びらがデフォルト?ならいままでの6枚花びらは???
わからない…。
Magnolia属までは確かなんだけどM. kobusなの?M. stellataなの?
植物の同定って難しい。
ほかの花の花弁の数を確認したいけど、屋根に上らないと無理だし、、ん~、、やめなさい。
あ、ときどき花を食べに来た鳥が落としていく花があるから数えてみよう。
種名までわからなくても綺麗に咲いてくれるだけで十分なんだけど、気になる。
水栽培のムスカリにつぼみ。
2月の頭に、昨年の秋に掘り上げていた子球のお尻を水に浸けてみた。
葉は伸びてきそうだけど花まではどうかな?って思いながら。
小指の先ほどの球根が、花を咲かそうとしている。
今年は庭もベランダも植物が動き出すのが遅いような気がしてたのだけど、一昨日、みんないきなり目覚めたみたいで地植えのムスカリもつぼみをのぞかせていたし、ヒメコブシが開花して春を確定させた。
ベランダのブドウ、オミジャ。
冬の間、葉を落として枝だけになっている姿は毎年見てても淋しくて、生きてるかぁ~と撫でてみたりしてたのだけど、枝の節々に小さなちいさな緑色をみつけた。ここからは早いんだ。
はじめてベランダで越冬したウノハナにも緑の気配が。
昨秋、庭で芽を出していたのを鉢に植えておいたカロライナジャスミンもしっかり根付いている。ベランダの親株をこれで更新しよう。種を植えてみたり挿し穂したりしたものより、こういう勝手に芽を出した個体のほうが強いんだよね。
淋しい冬の彩にしていたレモンの実ももう切ろう。
拾ってきたフクロミモクゲンジの種を蒔いてみよう。
こういう小さな緑をみつけながら歩き回る3月が好き。
2月6日。
すぼめた肩を寄せ合って寒さに耐えてる風のヒヤシンス。
2月28日。
ここ数日暖かくなって開花。
厚みのある花びらが、今日の、湿度もなく透明な強い光にきらきら輝いてアメジストのようで美しかった。写真、何枚も撮ってみたけれど、光をうまく写し取れなかった。
ヒヤシンスってぜんぜん興味なかった。
小学校の教室に水栽培の鉢があったよね?って思い出すくらいで。
花がみっちり密集して咲いてどっしりした感じが、頭にカーラー巻いてスカーフ被ってた昭和のおばちゃんっぽいなぁって(笑)
気まぐれに買って、はじめて花をちゃんと見て。
やっぱりちょっとデコラティブが過ぎるような気もするし、風に散るどころか揺らぎさえしない花姿は、好みではないんだけど、、、でも2月のシンとした寒さに咲くヒヤシンス・ブルーは美しい。ひんやりとした香りも良い。
来年は水栽培してみようかな、と思って調べてみて。
水栽培って植物にすごい負荷をかけるんだね。
球根の花って、植えっぱなしで何年も咲いてくれるけど、水栽培にするとその年開花するのに球根のエネルギーを使い切ってしまうので植え直してももう咲かないんだって。それ読んでなんだかちょっと痛ましい気がしてしまった。
植物にとって土がどれほど大事かってことだね。
朝陽を浴びて濃いオレンジ色が美味しそうだったので、今日は蜜柑狩り。
20キロ入るフェルトポットにたっぷり2杯分の収穫。
一昨年の冬に、伸びすぎた枝をかなり伐り詰めてコンパクトに剪定したので去年はあまり実がつかなかった。そのぶん今年はよく実った。
摘果とか混みあった枝を伐るとかやらないので、実の大きさはまばらだし熟し具合もまちまちだけど、ほったらかしのおうち果樹がこれだけ実をつけてくれるんだから嬉しい。糖度はさほど高くないけれど、果汁はたっぷりで酸味が少ないので十分に美味しい。
この蜜柑狩り、いつまでやれるかなぁ。
180㎝の脚立にあがってぎりぎり。樹冠の中心あたりだと手が届きにくいので足元が不安な時あるし。いっそブロック塀に立って木の枝の間に身体を入れてしまったほうが安定するんだけど、そういうお転婆も昔ほど自信満々にはやれなくなってきたし。
で、いま三点脚立を買おうかどうしようか悩んでいる。
普通の脚立は大中小あるんだけど、庭木の剪定するのには高さが足りないのと、四点支持なので砂利やでこぼこのある庭に置くと安定しなくて。
240あればいいかな? 300あってもいいかな?
大は小を兼ねる?でも庭石や樹のある狭い場所で取り回し辛いかな?
とりあえずホームセンターで現物見てこよう。
Qu’est-ce que c’est ?
2021年11月11日 庭 と 草、花、樹 コメント (2)夏から冬、うちの前を歩くひとたちが発する疑問が Qu’est-ce que c’est ?
今の時季は黄色く色づいた実が、ちょうど大人の顔のあたりにぶら下がっているので目につくらしい。
年長さんくらいの娘の「これ、なーに?」に、お父さん「ん~~~~~ 梨かな?」
部屋で聴いてて「ちがう~~(笑)」となる。
ともかく大きくて形もしもぶくれのドロップ型なので、いままで正解にたどり着いたのを聞いたことがない。
今日は、通りかかった老婦人おふたりが Qu’est-ce que c’est ?
カリンじゃないの? そうかしら? カリンよ、きっと。
落ち葉を掃いていた私に気づいて話しかけられる。私もたまには正解を言いたいので庭にいて良かった。
正解は Citron です。
そういえばカリン、そろそろ熟して落果してる頃かも知れない。
貰いに行かなくては♪
ルッコラ・スプラウト
2021年10月16日 庭 と 草、花、樹
人生が1時間だとしたら
春は15分
その間に
ただしい箸の持ち方と
自転車の乗り方を覚え
世界中の町の名前と川の名前を覚え
さらに
たくさんの規律や言葉やお別れの仕方を覚え
それから
覚えたての自転車に乗って
どこか遠くの町で
恋をして
ふられて泣くんだ
人生が1時間だとしたら
残りの45分
きっとその
春の楽しかった思い出だけで生きられる
高階杞一
いや1時間じゃ泣いてるうちに終わっちゃう、、とか。
詩に突っ込みを入れる、なんとも詩心のないことよ。
実人生は、春の余韻だけで生きるには長すぎるね。
・・・・・
葉野菜の種を蒔いてみた。
パクチーとルッコラと春菊。
一番乗りはルッコラ。
筋蒔きするとかなしでばら蒔いたのでみっちみち。かわいい。
間引きがてらテキトーにひっこぬいてサラダにトッピング。
しっかりルッコラの香味がする。
食べられるベランダも楽しい。
ミントに集まる蝶たち
2021年9月30日 庭 と 草、花、樹 コメント (4)オバケミントが伸びて乱れてきていたので切ってしまおうかと思ったのだけれど、花が咲き始めていて、秋の初めはミントの花に蝶が寄ってくるのでそのままにしていた。
ここ2、3日で見かけた蝶をメモ。
<アオスジアゲハ>
翅のまんなかの青が目立って分かりやすい。
<クロアゲハ>
翅に光沢がなくマットな黒だったのでカラスアゲハではないと思う。
<ナミアゲハ>
レモンの常連さん 春から秋まで一番たくさん飛んでいる。
<キタキチョウ>
鮮やかな黄色が目立つ。モンシロチョウより少し小さい。
<ルリシジミ>
翅全体が綺麗な青、名前通りのルリ色。雄かな。
<ツマグロヒョウモン>
縁の黒が多いので雌かな。
モミジの下でみかけたのは。
翅を開いてぺたりと止まる<ルリタテハ>とはらはらと翅を開閉しながら止まる<コミスジ>はどちらも薄暗がりが好きなのかな。
こちらのサイト参照しました。
https://butterfly-garden.jp/doc/butterfly.php
ミントには花蜂もいろいろ飛来してるけど、春先のような元気いっぱい大忙しな感じではなくてのんびりと寛いでるみたいな様子。
そろそろ、蝶の季節も終わりだね。
写真1枚目
昨秋、食べた種を蒔いて芽吹いたリンゴ。青森産のフジ。
えらくひょろっとしてるけど、このままで冬越しできるんだろうか?
リンゴは、落葉樹?だよね?
さて、どうなるでしょう。
でも、芽吹いてくれてありがとう。
写真2枚目
さてこれはなんだろう?
昨秋、雑木林散歩であれこれ見かけるたびに種を採って帰って蒔いたからなぁ。
ハナミズキ、ヤマブキ、マユミ、、、あとなに蒔いたっけ?
これ、葉っぱの感じが上の3種のどれとも違う気がするんだけど、一年生の幼木だからかな?う~ん。わからない。リンゴに比べるとしっかりした茎なんだけど、冬、どうなるかな?
写真3枚目
これは家の庭に毎年落ちてる。初めて見た時はオレンジ色が毒々しくてぎょっとした。ヒメコブシの実と種。どうしよう、今年は蒔いてみようかな。
去年は、冷凍庫の片隅に残っていたチョウセンゴミシの種も蒔いた。
3年?4年かな、冷凍されてたのに芽を出した。そして育っている。
スヴァールバルの-20度の種子貯蔵庫からでもちゃんと芽を出すかな。
2000年土中で眠ってた蓮も花を咲かせるんだから、植物はほんとに素晴らしい。
やっぱり地球の王だな。
と、毎度毎度感嘆する。
裏庭が姿を変えつつある。
父の盆栽を知り合いに貰ってもらって空いた場所をどうにかしたいなぁと、ずっと思ってたんだけど。階下のひとの部屋の前なので、あんまりごそごそしたくない気持があって手を出さずにいた。
数年のうちにミョウガとフキが伸びてきて、春夏の食卓の愉しみではあったんだけどね。
ただいろんな雑草が生えてくるのを階下のひとが知人を頼んで抜いてもらってたのだけど、なんかもう根こそぎで。イモカタバミなんかは、まあ、雑草だしいずれは抜くけど花いっぱい咲いて群生してたのが一網打尽だし、ウズラバタンポポやモジズリも。紫蘭の葉まで刈ってるし。
来てくれてたひとは、地元の農家のおばあちゃんで、なるほど食えないものはみんな雑草なんだなーと、判りやすいっちゃわかりやすいんだけど、草取り後のきれいさっぱり砂漠感に気持が萎え気味で。
点在して生えてる草をいちいち指して、「これとこれは抜かないで。あ、これも」とか言えないしなぁ、でもやだなぁと何年も悶々としてて。
で、去年、コロナで家にいる時間が増えたので裏庭に手を付けた。
部屋の前を、通路と植物の領域(普通は花壇とか言うんだろうけど、花壇ってイメージではない)に分けた。父が細工用に残していた枯れ木材を間に置いて仕切って、通路には化粧砂利を敷いて。
雑草が生えてきても目立たないようにすればいいんだということで、グランドカバーに斑入りツルニチニチソウと匍匐性ローズマリー、マンネングサを植えた。ベランダから、セイヨウニンジンボクとサルスベリ、アジサイを下ろして。
ベランダから眺められるんだけど、昨秋にはスカスカだったグランドカバーが余白をすべて埋めて根付いてた。緑色のグラディエーションがキレイ。
雑草も生えてくるけどカタバミとかイネ科の雑草を目についたものだけ引っこ抜くくらいで済んでいる。コミカンソウはグランドカバーの準メンバー扱い。
鉢土にくっついてきたのかな、ウズラバタンポポもセイヨウニンジンボクの根元で咲いた。
手を付ける前は、ちゃんと考えて植えないと大変なことになるから、なんて思ってたけど、テキトーに植えてみて、その植物がそこ気に入ってくれれば結果は良いのだなと思う。フランス式庭園造りたいわけじゃないんだった。
ここにこんな風に、と思っても植物は思うようにはならないし、でも、想像を超えて美しく蔓延ってくれるからね。
あとは、見苦しいブロック塀をワイヤープランツでカバーしたいし、秋海棠をどこかに地植えしたいんだけど。
秋海棠は鉢植えにしてモミジの下に置くのでもいいかなぁ。どうしよう。
愉しい。
庭に下ろすと、植物は生き生きとする。
何年も、ベランダの鉢の中で伸び行く先を見つけられずにいた根が勢いよく土の中に広がっているんだろうな。
ミカンの木の下の空いたスペースに植えたアジサイがたくさん花をつけた。
まあるいピンクの花玉がいち、にい、さん…十二個も!
アジサイの花は散るということがないので、色もとんで、勝手にドライフラワーになりかけてる。これはこれで、かわいい。でもそろそろ剪定しないと。
しかし、このアジサイ、買った時は青かったのに。こんなにすっかり変わってしまうものなのかな。不思議だ。
・・・・・
木槿 ムクゲ ムグンファ
2021年7月13日 庭 と 草、花、樹夏の花木。
韓国語読みのムグンファが好き。
白い花びらの姿が韓国の女性の着るチマ、スカートのふんわりした姿と重なる。
ムクゲと強い濁った音で終わるよりも、ムグンファのほうが優しいし似つかわしい気がする。
朝に咲いて夕方には凋んでしまう一日花で、儚さのイメージで詠われたりするようだけど、無窮花という漢字の当て方もある。
無窮。永遠とか無限とか。ひとつひとつの花は一日だけど、夏空に映えて次々と新しい花を咲かせ続けるから、儚さよりも永遠の強さを私は感じる。強い花木。
庭に下ろした木槿が咲きだした。
私の膝の高さしかないけれど、この木槿、樹齢は25年にはなる。
吉祥寺のマンションに住んでいたころに花鉢を買ってひと夏ベランダに置いておいたもの。花が終わって葉も落ちて、その頃はまだ落葉樹の愛し方を知らなかったので持て余してたんだと思う。
父に、これ冬はどうしたらいいの?ってきいたら、要らないなら持って帰るよと言って実家へ行き、私はそれで忘れてた。
次の夏か、その次の夏か。実家に寄ったら玄関わきの花台に木槿が咲いていた。
ウチにいた頃の、いかにも園芸用に挿し木で増やしましたというひょろっとした感じはなくなって、たくさん枝を伸ばして元気そうだった。
落葉して裸木になってしまう花木だからこそ春が廻ってきて復活して花を見られるとなお嬉しいんだなぁと思った。
それから毎年、葉の茂り花のつきを見て、根が回ったかなと思うたび鉢替えをしてきた。でもここ数年元気がなくて、花のつきも悪かった。
どーしよーかなーと迷ったんだけど、庭に下ろしてみた。
ほんとうならすうっと縦に伸びて空に向かう花木なので、その姿を見たい気もして。四半世紀、ちいさくまとまって生きてきたから上に伸びて良いってまだ気づかないのかな。でも根はしっかり張ったようで、葉の茂りも良いしつぼみもたくさんついている。
ほんとうはもっと陽当たりの良い場所が似合うので、ここで良いのかなぁと迷ってもいるのだけど。いまならまだ掘り上げて鉢に戻すとか可能かなぁ?悩む。
まぁ悩んでも、植物は思いのままにはならないからなぁ。
モミジの隣の半日陰でも咲こうとしてくれてるなら、いっか。
静かなひと、沈黙とも。
ギボウシ。このツボミの形が宝珠に似るから擬宝珠。
・・・
泣きたい気分の時に
泣ける曲があるのは
うれしい。
聴けば気持が晴れると
知ってる声もあるけど
今日はしょんぼり
沈んでいたい。
そんな日。
ジュズサンゴの鉢の奥に、朱赤色がちらちら見え隠れしていて、なんだろうと覗いたらペチュニアが一輪咲いていた。
植えた覚えはない。植えてない。
ジュズサンゴを植えている鉢の土には古土も混ざっているけれど、ペチュニアはこの家にもどってからの10年一度も植えてないから、ジュズサンゴのポットに種が紛れてきたのかな?
ジュズサンゴは去年の秋にホームセンターで花期を過ぎて150円で投げ売りされてたのを買ってみたもの。園芸店の旬の花鉢は買わない。キレイに整って花が咲くのが当たり前で面白くない。売れ残ってしょんぼりした多年草を連れ帰って植えておくのが楽しい。
ジュズサンゴが元気に葉を茂らせて花穂もいっぱいつけてる。赤い実が付くのが楽しみ。私が育てたわけじゃない。ベランダの、植木鉢の、古土の環境に馴染んで勝手に育ってくれてる。
ペチュニアはホームセンターの常連だから、片隅に長く置いておかれたジュズサンゴのポットに種が飛んだのかな。
毎年なにが芽吹いてくるか予測のつかない庭とベランダだけど、たくましい雑草ならともかく園芸品種が勝手に花咲かせるとは思わなかった。
ジュズサンゴとペチュニアの寄せ植えとかあり得ない感じなのでそっと土ごと掘り起こして空いてる鉢に植えた。
あんまりマメに雑草を抜いたりしないけど、花がなかったらペチュニアとは気づかなかったと思うので(そして葉っぱだけだと抜き捨てられてた)、花咲かせたペチュニアの勝利だね。
ほったらかしの庭&ベランダってほんとうに楽しい。
門の脇の、ヒメコブシの下にサンショウの若木が生えている。
去年だったかな、実生の若芽が出てるのを見つけた。
何年か前に、裏のサンショウの木が枯れてしまい残念に思ってたので、大きくなるかわからないけど抜かずにおいた。
上手に庭石の際から生えて、春先には2、3枚ちぎって刺身の皿に飾るくらいはできた。
今日見たら、ナミアゲハの終齢幼虫が!
上の方、すっかり食べつくされてるねぇ。
庭のミカンの木にでも移そうかと思ったけど、ここまで大きくなって食べ物変わるのも可哀想かな。蛹になるのももうすぐだろうし。
ということで、見逃す。
うちの庭は、勝手に生えた草木で勝手に蝶が育ってゆく。
なかなかいい庭じゃないか?(笑)
ベランダのミントがわっさわさで鬱陶しい。
いつでも元気で茂ってくれて良いのだけど、ちょっとね、フレッシュさがなくなってきた。5年目か6年目の株だからね。
もともと散歩の途中で2~3本手折って部屋に飾ったのを、根が伸びたので鉢に植えたものなんだよね。最初3号か3.5号か小さな鉢に植えて、“いかにも”な感じの観葉ハーブでまあなんとなく可愛かったんだけど、5号鉢×2に7号鉢ひとつに増えて。それもあっという間に根が回って。
で、根が回ってしまうと鉢の真ん中に葉が出なくなって可愛くない。
はいはいわかった、これならどうだ?と3ガロンのフェルトポットふたつに3月に植え替えた。
ミントって、限界というものがないみたいだ。あっというまに茂って可愛くないにもほどがあるってデカさに。植え替えてからもう2回、がっつり切り戻してるのにわさわさ。葉も大きいし、匂いもミントはミントなんだけど、なんか加齢臭がするというか?
若い枝を摘んで水差しで増やし直そうかな。
これ以上大きな鉢には植え替えられないし、こんなモンスター、庭に下ろすなんてもってのほかだし。更新して古株は引退させよう。
・・・・・
豊作のミント、なにか使い道ないのかと見てたら、雲南省の料理で「ニラとミントの炒め物」というのが普通にあると知って、美味しいのかなぁ?と思いつつ作ってみた。
………………美味しくなかった(泣)
うちのミントの加齢臭が悪かったのか、ミントの量が多かったのか。
なんとなくダメそうな予感もあったので、家族の分はミント加える前に取り分けて一人分だけ作ったからあまり被害はなかったけど。自分の分も、食べきる気になれなかった…。本場で食べたら違うんだろうか。
株を更新したらがっつり刈り取る予定なんだけど、市販の小松菜5~6束分くらいにはなりそうで、大量のミントを消費できる美味しいレシピがあれば知りたい。
モヒートっていうのはなしで。下戸なので(笑)
ドクダミの別名
ドクダメ(毒溜め)
ジュウヤク(十薬、重薬)
ギョセイソウ(魚腥草)
ジゴクソバ(地獄蕎麦)
ウマゼリ
質感のある白花、紅が縁取るハート形の葉。
花の姿はけっこう好きなのだよね、端正で。
ドクダミって名前、替えてあげたいなぁと思うけど。
匂い、なんだろうな。いかにも薬草的な。
嫌な臭い?私はそうでもないけど。
ずっとかいでいたい匂いではないけれどね。
四枚の花弁の姿は十字花というらしい。
ダイコンの花やナズナの花姿もそうなんだって。
こんどよく見てみよう。
タマリンド 2021
2021年4月27日 庭 と 草、花、樹一昨年発芽して越冬し、昨年葉芽を出してくれた19年生タマリンドがひと鉢。
昨年発芽して越冬した20年生タマリンドの鉢が5鉢。
冬を生きのびた19年生は大きな鉢に植えられていたもので、根が寒さでやられてしまわなければ枯れないで越冬できるのかもと思って、20年生も大きな鉢に移して、プチプチシートを巻いて、簡易ビニールハウスに入れておいた。十分な防寒になったかどうかわからないけど。気温も上がったし、鉢を外に出して見守っているところ。
19年生が葉芽を出したのは5月の下旬だったから、まだまだなんだけど、無事に冬を越えられてると良いなぁ。
今年のタマリンド。
3月に、タマリンドの実をもらった。4月1日に蒔いた。
3週間以上たって、気配がないのでそっと表面の土を除けて様子を見てみた。種、溶けて、土に還ろうとしてた…。あららら。。
なんでかなぁ?
植えつけ方は、これまでと同じようにしたんだけど。
とても固いので、すこしキズをつけてひと晩水に浸けて植える。
なんでかなぁ、ふやけさせ過ぎたかなぁ? タマリンドの子葉を見ると、すごく栄養価高そうだから地中でふやかし過ぎると腐るの早いのかなぁ?
なんでかなぁ?
蒔く時期が早かったかな?19年も20年も6月に発芽している。蒔いて2~3週間で。熱帯の樹だし、土中もまだ寒かったのかな?
とりあえず第2弾。
同じようにひと晩水に浸けたのと、キズつけただけのを蒔いてみた。
残りは6月以降、もっと暖かくなってから蒔いてみようかな。
あと、種の状態で気になること。
なんとなく種がしぼんで見えること。
13年前に初めて見た時に、タマリンドの種の「鉱物のように固く艶やかな漆黒」に魅了されてしまったので、その時の状態は良く覚えてる。
でも、一昨年もらって育った種もすこし皴があったしなぁ。発芽には影響ない範囲なのかなぁ?種の蒔き方を変えてみて、発芽すれば問題ないってことか。
08年 鞘付きのままの種(発芽)
19年 鞘付きのままの種(発芽)
パックされた果肉ペーストにはいっていた種(発芽)
21年 鞘付きのままの種(?)
08年と19年のタマリンドは、現地の市場で売られているもの。
21年のは、日本のエスニックレストランで売られていたもの。
19年のタマリンドには鞘のなかに虫のついていたのがあって、もしかしたらお土産用、輸出用のものはなにか防虫処理みたいなことされてるのかもしれないね?なんて友人と話してたのだけど。
「輸入農産物の防虫・くん蒸ハンドブック」というの見たら
「温度制御による消毒」低温処理・蒸熱処理・温湯処理
「くん蒸剤による消毒」臭化メチル・青酸ガス・リン化アルミニウム剤
などなどと書いてあって(青酸ガスって怖い 汗)
高温処理で種もやられちゃったりするんだろうか、と思ったり。
でも、さらに見たら「農産物の商品性を損なわない程度」の温度ということで「43~44度で3時間」とからしいから、果物の果肉に影響ないくらいなら種はきっと生きのびるだろうし…。
う~ん、やっぱりふやかし過ぎかなぁ??
まあ、要観察、再度トライ!
あの涼やかなタマリンドの葉は夏のベランダの主役なんだから。
タネツケバナ
ヒメウズ
スズメノカタビラ
11月くらいから、ベランダで大きくなってしまった植物を裏庭にすこしづつ下ろしている。草花よりも毎年成長してゆく樹が好きなのだけれど、何年も置いておくと根詰まりして葉の茂りが悪くなる。鉢を大きくするのは限界があるし。
地植えにしたサルスベリ、ムクゲに葉芽がでてきた。チョウセンニンジンボクはもう少し先かな。ピラカンサも庭に下ろしたいのだけど、どこがいいかな。
ベランダのレモンが、根が回りすぎて去年は花が咲かなかった。このレモンはベランダに置いて眺めたいので土替えをした。もともと14号鉢に植えてあって、悩んだけどこの鉢の大きさを維持したかったので、根切りをすることに。
鉢から外してみると、鉢底に根がトグロ巻いていた。ほぐして太い根を切って、外側の土を削って新しい土と入れ替える。無事に根を張ってくれると良いけど。すこし心配。
このレモンの鉢には、ウズラバタンポポ、モジズリ、コミカンソウが根付いていて春から順番に芽生えて景色を変えてゆくのが楽しくて、それもあって鉢替えを先延ばしにしていた。とくにモジズリは土壌の菌類と共棲して育つので、植え替えても根付かないのだ。表面の雑草、コケ類はそのまま残そうかとも思ったけど、土のバランスが変わってしまうからモジズリは諦めて表土も削った。土中に種や根が残っているかもしれないから、何年か後に芽生えてくれたらいいなぁ。
ムスカリの花が終わったので花穂を切り、ついでに雑草をすこし抜いた。
雑草って、毎年生えてくるのが違う。
ヒメウズはベランダでははじめてかな?どこからきたの?いつから鉢の中にいたの?
地面から切り離されたベランダの上のちいさなプランターにどれだけの植物が息づいてるんだろう。不思議愉しいWonderful World!
ヒメコブシがほころび始めた。
和毛を開いて顔を出した蕾をヒヨドリが食べにくる。
咥え損ねた蕾がぽとぽと落ちている。
たくさん蕾のついた枝を透かして見る空はすこし白が混じってぼんやりしてる。
ああ、そう。春はなんだかぼんやりしていて。
だからやっぱり春は苦手。
ヒメコブシが満開になる頃には、諦めもついて春を受け入れるだろうけど。