東京サバイバル

明日の東京は３０度を超すという。
ああ、夏が来る。憂鬱だ。ううん、恐怖だ。


５月から陽射し避けのゴーヤを育て、障子を外して簾をかけ、できる限りの工夫をしているけれども、エアコンなしで過ごせるのももう数日だろうなー。
この家の２階、特に私の部屋は熱が籠るからエアコンをいれるしかないんだけど、エアコンかけて過ごすのもなかなか身体がきつい。
２８度設定や除湿にして、冷やしすぎないようにしても、足や腕が冷えて怠くなったりするので、エアコン入れた部屋で靴下を履いたり脱いだり、カーディガンを羽織ったり脱いだり、なにやってんだろうって思う。廊下やトイレにはエアコンはないので、部屋を出るときも脱いだり着たり忙しいし。

外出しても電車やバスは凍えそうに冷えているし、買い物や食事中も冷えるので、やっぱり着たり脱いだり・・だ。夏の外出は日傘やカーディガン、ストールと荷物が多くて嫌になる。

夜、お風呂で湯船に浸かると、思いのほか身体が冷えているのがよくわかる。冬よりもよほど冷えている。
汗だくで暑くて仕方ないのに、冷えて怠いと身体が感じている。
暑いんだか寒いんだか、もーほんとどっちかにしてよ、とキレそうになる。
で、また不快指数があがる・・・（笑）


１２、３年まで我が家にはエアコンはなかった。
父が冷房が嫌いなせいもあったけれど、昔ながらの日本家屋なので夏向きに造られていて、そう、しつらえを季節に合わせるだけで充分だった。私が子供の頃は家の西側には雑木林があったし、南側は庭の植木が茂っていて、その先は空き地だったから風もよく抜けた。
いつの間にか周りに家が建てこんで、道は舗装されて、夏の空気は熱いまま停滞するようになった。
この家の２階で、エアコンなしで暮らしていた頃があったなんて、信じられないなぁ。

死ぬまで毎年夏がくるのかーとウンザリする。
生き延びられるだろうか、って真剣に思っちゃうんだけど。