イカ座布団

先月、札幌の道庁近くで遅めのお昼を食べたときのこと。

普通のごはんが食べたくて、通りがかりに入った小料理屋のランチタイム。
定食についてきた小鉢の蕪の漬物。松前漬風の蕪がしっとりと柔らかくてとても美味しくて。
この蕪も美味しいですねぇ・・という話から、「イカ座布団」というものを教えてもらった。

松前漬の昆布もスルメも結構高い食材だ。家庭料理の漬物に使うならこれがいいよ、と「イカ座布団」。加工して残ったイカのエンペラをプレスしたもの。エンペラだから硬いけど、細く切ってたっぷり使えば良い出汁がでると。
スーパーにあるから、とお店も教えてもらった。

買って帰ったイカ座布団と、昆布と酒と醤油に薄く切って軽く塩した蕪をたっぷり漬け込んで一晩置く。これはね、ほんと「The酒のアテ！」。
私の場合はお茶受けだけど、美味しい！この冬のヒットだ。



なんで「この蕪も 美味しいですね」なのかというと、この日のおすすめ定食「ガヤの煮付け」がめっさ美味しかったから。ガヤってエゾメバルのことっていうのも、そこで教えてもらった。そもそも見本で外に出ていたその煮付けが美味しそうでそのお店に入ってしまったのだった。

定食はガヤの煮付けに蕪の小鉢、小皿にカボチャコロッケと生野菜とマカロニサラダ。味噌汁とごはん、これで780円だったかな、安かった。嬉し過ぎる。
夜に行ってもきっと美味しいだろうなー。
道庁や放送局があるビジネス街、札幌のおとーさん達、美味しいもの食べてるなーと思ったさ。