――犬がなにかをするのは、ひとを喜ばせるためか、ひとを救うためだ。彼らにはそれしかない。



もーほんとに犬って奴は・・・・。


「泣ける小説」とか「泣ける映画」なんていうキャッチコピーは「ふん!」と思っちゃうのだけれど、今回はその気で読みました。あ、この小説にはそんなコピーはないですけどね。
愛しいよ、マギー。
いい子だね、マギー!って言って首から背中へ大きくひと撫でさせて欲しいよ。

マギーが、新たにハンドラーになったスコットを、嗅いで観察して理解して、仲間、ボスと認めてゆく過程の描写が良かった。ひとが見るよりももっと深く正確に、犬は感情を、世界を理解してゆくんだろうな。
犬に隠し事はできないね。



匂い、というものにとても惹かれるので、匂い、臭いがどれほどの情報を残し伝えてくれるものなのか、匂いの描写もとても面白かった。


ああ、それにしてもマギー、いい子だ!
気持ち良ーく涙したよ。


解説にあった「犬の出てくる小説」あれこれの中から選んで、借りて来てしまった。
うん、ひとに疲れたら庭仕事と犬小説だな。





コメント

はにゃ。
2014年11月10日15:53

うんうん : -)

美藤
2014年11月10日16:50

はにゃ。さんのレビューのおかげです♪

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