Dialog in the Dark
純度100%の闇を体験してきた。
 

 

暗闇の中の対話。
鳥のさえずり、遠くのせせらぎ、土の匂い、森の体温。水の質感。
足元の葉と葉のこすれる枯れた音、その葉を踏みつぶす感触。
仲間の声、乾杯のグラスの音。
暗闇のあたたかさ。    

      Dialog in the Dark HPより

                 


生きることの大半を、見ることに頼っているというのは薄々気付いていた。
聴くこと、嗅ぐこと、味わうこと、触れること。
なんだか鈍くなってるんじゃないかなと思った。

完璧な闇のなかで90分。
眠っていた感覚にスイッチがはいるのがわかった。


それに、ひとってあたたかい。

ほんの10分前に初めて会ったばかりのひと達なのに、なにこの湧き上がる親密感。
パーソナルテリトリーが広大な私なのに。おかしい。

笑っちゃうくらい幸せな暗闇。



http://www.dialoginthedark.com/






コメント

はにゃ。
2015年4月9日18:18

私も2-3年前に行ったことがあります。

色々な思い入れもあって、多分ずっと忘れないだろうなぁという思い出。


ハイボールがとっても良い香りでした。ふふ。

美藤
2015年4月10日1:10

はにゃ。さん 

体験済みだったんですね。
ひとに対して普段では考えられないような親密感を覚えて
それは暗闇で互いに頼る気持ちが強く湧いたからなのか
見た目の先入観が無くなったからなのかわかりませんが
面白い体験でした。

はち
2015年4月10日10:21

小さいころにした押し入れ遊びのようなもの!?
でも、押し入れって黴臭かったけど、これはいい香りなんですね(笑
機会があれば、ぜひ行ってみたい
視覚以外の四感の刺激のつぼを押しまくってくれるなんて、わくわくするじゃないですか

はにゃ。さん
思い入れのある思い出ってわかります、心象はきっと忘れないんだろうけど、具象は時間とともにどうしてもあやふやになってくる

美藤
2015年4月11日12:09

はちさん

是非、体験してみてください。
完全に光を奪われてみると普段8割がた視覚に頼って暮らしてるんだなーと
よくわかります。逆に、ほかの感覚がどんどん感度を上げてゆくのも実感します。

それと、限定的な守られた空間だからかもしれませんが、完全な闇が胎内回帰的な心地良さで、感覚と精神がほぐれてゆく感じがしました。

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