青梅の匂いが好きだ。
果実の匂いの中で一番好きかもしれない。
茶梅の下ごしらえでヘタ取りをしながら呼吸が深くなる。
ときどき鼻先に持ってきて匂いを味わう。
いきおいでカリッと齧りたくなる。
熟した実でさえ食べても苦いだけって知っているのに。
なのにほんとは甘く爽やかな果肉なんじゃないかって、試してみたくなる香気。
青梅は毒だ。
生の熟していない梅の“アミグダリン”という成分は人間の身体に入って分解されると“青酸”という毒になるのだって。
毒を隠して、なぜあんなに匂うんだろう。どんな企みがあるんだろう。
だれに毒を盛りたいのかな?
梅の果実の香気成分
酢酸
酢酸エチル
酢酸ブチル
γ-デカラクトン
ジヒドロ-β-ヨノン
ピリジン
コメント
青梅の香りって幸せだよねって同感しながら読んでて、茶梅って!?
ググってみたら、これは美味しそう
そこで思い出したのが、和歌山に住んでいた小学生のころに三度ばかり食べたことのある食べ物、シソで巻いた梅を甘く煮込んだ紫香梅という食べ物、あれうまかったな~
茶梅のレシピを見る限り、かなり近いような
梅はまだまだ出てるので、茶梅、今週末に漬けてみようかなと
今日は八百屋さんにあんずが出てて、さっそくジャムに、あんずの香りも好きです
紫香梅も美味しそう。梅の実の食感が残ってるんですね、いいなぁ。
アンズも季節ですね。このバラ科サクラ属の実の匂い、たまらなく好きです。
「梅」とか「アンズ」って書いてるだけで耳下腺刺激されます(笑)