Tropic Of Cancer

2016年6月21日 日常
小学生の頃、大きくなったらなりたかったのが探検家で、探検家というのはまずは熱帯のジャングルへ行くものと相場は決まっていたので「悲しき南回帰線」なんてタイトルを見たら読んでみたくなるってものでしょ。レヴィ=ストロースなんて名前の間にイコールが入ってるなんて、なに?冒険譚にはこんな名前こそ相応しいよね?
ロマンあふれる学術旅行記を期待して読んで、当然、玉砕した10代の私。
 
探検家への夢は消え失せても、地球儀眺めて見る赤道や回帰線、緯度経度、大きな旅を想像させる偏西風や貿易風、黄道なんていう言葉に惹かれるのは変わらない。




最近お気に入りのこの曲を聴いていて、いまさらのように北回帰線は英語で「Tropic Of Cancer」というのか、へえ、ん?なぜ蟹座?と。
Panda Bear - Tropic Of Cancer
https://www.youtube.com/watch?v=9qgshAuvxxg

あらためて、南回帰線は「Tropic of Capricorn」で山羊座。なんで?そもそも回帰線ってなに?不思議な日本語よね、と。




回帰線(かいきせん、英: tropic)は、赤道傾斜角の補角(地球では23度26分)の緯線である。至線(しせん)ともいう。恒星を周回する天体(惑星や衛星など)に対し定義できる。
太陽が地表を照らす角度(太陽高度、仰角)は季節と時刻によって変化する。いちばん角度が大きくなる正午ごろの場合(このときの太陽の角度を南中高度という)、春分と秋分の日には赤道上で鉛直に照らす。また北半球の夏至には北緯23度40分で、北半球の冬至には南緯23度40分で太陽が鉛直に照らす。この緯度が最も高緯度で太陽が天頂に来る地域であり前者を北回帰線、後者を南回帰線、あわせて回帰線と呼ぶ。
英語などヨーロッパの言語で回帰線を意味する言葉(例:英: tropic)は、ギリシャ語で「帰る」(turn)という意味のtroposに由来している。「回帰線」という名称はその意訳である。    Wikiより抜粋


 
tropicのおおもとの意味、Panda Bearが「あなたは戻れない 戻らない」と繰り返し歌う意味がなんとなく理解できた。
 
太陽は冬至には黄道十二宮の磨羯宮に、夏至には巨蟹宮に位置していて、だから Capricorn と Cancer なんだって、そんなこんなも。
  



そこがどこか想像もつかないけど、太陽と惑星と星座の位置関係もいまいちわからないけど、今日は夏至だから、太陽は巨蟹宮をめぐっているのね、と無理やり納得して空を見上げる。
雨が上がって晴れてきた。
一番長い夕方がそろそろ始まるね。







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