一億二千万人の隠者
政治には向かない、休憩したい音楽が聴きたい…と言ってるのに、聴きに行くのが七尾旅人だったりする。
と言うと、七尾旅人がとても政治的でプロテストソングのようなものをガンガン歌っているように聞こえるかもしれないけれど、違う。いや違わなくもないんだけど、そうじゃない、、ってどっちやねん??
 
 
政治って、そもそも力関係のことでしょ?
字源的にもそういうことだったと思うんだけど。
力関係だから、ひとりとひとりで関係を繋いだらそこには「政治」が生まれるんだよね。
恋愛だって、政治。なのかな。

政治的な発言は嫌だとか、音楽に政治を持ち込むな、とか、言いたい気持ちは解らなくもないし、いや、よーく解るけど、一億二千万人全てが山に籠ってばらばらに隠遁生活でも始めない限りむりだよね。
生きてる限り逃れようがない。だからうんざりしちゃうのね。
 
 
七尾旅人の歌って、一億二千万人の隠遁生活も可能かもしれないって想像させてくれるような歌なのかも。
七尾旅人が歌に持ち込む「政治」は力関係が希薄だなって思う。だから疲れない。

一億二千万人の隠者……めちゃめちゃ熱量低い感じでいいなぁ(笑)

居心地良さそうだって思うのは おひとりさま好きだけだろうけど。
それは政治じゃなくてファンタジーだって言われるかもしれないけど。







 

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