「フォロー・ミー」
「フォロー・ミー」

ミア・ファローって、唯一無二な存在感がある。
好きな女優をきかれて思い浮かぶわけではないけれど。
出演した映画は、作品そのものは忘れても、ミア・ファローの印象は残ってる。

70年代の作品では、道を見失って交差点で途方に暮れてる女の子、のイメージがある。
腕の中でふるえているチワワみたいな、かと思うと、振り向かずに走り出すサルーキのような。
 

10代の頃テレビで放送していた「ペイトンプレイス物語」というアメリカのドラマがあって。
そのドラマで、最初のほうの何話かで主役の男の子に絡んで姿を消すアリスンという女の子がいた。この娘がどうなったのか、いつかまた帰ってくるのか、もう画面には出てこないのにすごく印象が強くて。
放送時には知らなかったんだけど、アリスンを演ったのがミア・ファローだって後で知ってすごく納得した記憶がある。
アリスン、出てこないと思ったらローズマリーになってたのかー!みたいな(笑)
ミア・ファロー、ちょっと大竹しのぶっぽい。
 
 


普段は行かない中古レコード屋でみつけた「フォロー・ミー」、この映画は大好きだ。
とても好きな映画なのに、なんで見直さなかったっけって思ったら、最近までパッケージになってなかったって。
昔テレビで放送された吹き替えで観たのが最初。
10代の女の子にはおとぎ話のように思えた。
いま観ると。違う意味でおとぎ話って思うけど。
 

「フォロー・ミー」のベリンダは、ミア・ファローじゃなきゃ成立しないキャラクターかな。
カリフォルニアから来たフラワーチルドレンの女の子。
ロンドンの街をさまよい歩く姿にかぶって流れるジョン・バリーの音楽がとても好き。



キャロル・リード監督「フォローミー」1972年
https://www.youtube.com/watch?v=tRETIVd2nN0






コメント

はち
2016年12月27日18:46

私の知ってるミア・ファローは、ウディ・アレンの映画に出始めた80年代以降
フォローミー、こんどツタヤで探してみます

美藤
2016年12月28日0:37

60年代後半ではダスティン・ホフマンと共演した「ジョンとメリー」とか、ほかにはいない個性がありますよね。ウディ・アレンのミューズだったころの映画も、未見のものあります。ミア祭り、やろうかな(笑)

はにゃ。
2016年12月28日11:46

ふわふわした喋り方で、本当に独特。大竹しのぶっぽいってよくわかりますね。『華麗なるギャッツビー』も印象的でした。

ウディ・アレンとあんなに泥沼の離婚になった時は本当にびっくりしましたわ。

美藤
2016年12月29日2:59

「華麗なるギャッツビー」最初に見たときは、ロバート・レッドフォードとミア・ファローっていう組み合わせがピンとこなくて。なんでギャッツビーがあんなにも恋い焦がれ求め続けるのか理解不能でした(笑)
原作読んでないのでわからないのですが、新しいギャッツビーのデイジー役がキャリー・マリガンだし、「ああいうタイプ」が合うキャラなんでしょうね、きっと。

最初の結婚がフランク・シナトラっていうのも、ウディ・アレンとパートナーというのも、やっぱりぴんと来ない組み合わせ(笑)

かなり不思議なキャラですよね。

はにゃ。
2016年12月29日11:20

そうそう、ミア・ファーローにそんなに恋い焦がれるか?とw

『華麗なるギャッツビー』の原作読みましたが、自己中な女ではありますね。でも、ああいうふわふわした感じではなくても良いとは思います。リブートの時のではキャスティングは初代に引きずられたのでは?

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