「白夜」 1957年
「白夜」 1957年
GYAOで。

ドストエフスキー原作、ヴィスコンティ監督。
ビッグネームですね。

マリア・シェル、純情可憐なんですが、恋に恋する小娘の恋にちょっと退きました、ははは。でも、ヒロインな自分に酔ってるよね?な小娘ゆえの一途さ無垢さ、邪気のなさがラストの残酷を生んでるのかも。
マルチェロ・マストロヤンニも若~い。時がたてば渋い良い男になりそうなんだけど(…って、マルチェロ・マストロヤンニだし)、まだまだ歳相応に純情そうで人柄良さそう。
そりゃジャン・マレーに持ってかれるよねーと思う。

でも、40代で深い人生歩んでそうなジャン・マレーが17歳の小娘と?とちょっと違和感だけど、ぐるっと回ってそういうものなのか。
いやいや、相手がジャン・マレーじゃなきゃ、マルチェロも完膚なきまでの敗北感の痛みは醸せないか。ジャン・マレー、ただ立ってるだけなんだよ、橋の上に。

ラストの、マルチェロ&マリアの遠景にジャン、ジャン&マリアの遠景にマルチェロ、という画面、舞台のよう。真ん中あたり、雪の上に落ちたマルチェロのコートが切ない。

字幕なしで画面だけで見直してみようかな。




コメント

はち
2017年4月13日11:29

今週、ヴィスコンティ作品を二作、映画館で観ていたので、偶然に少しびっくり
世の中、ヴィスコンティブームが来てる!?
旧作をデジタル修復して再登場させる流れで、旧作を観られる機会が増えてるんでしょうかね
写真のマストロヤンニ、若い!男が渋くなるのは30から40にかけてなんですかね

美藤
2017年4月13日19:58

そういえば、ヴィスコンティって映画館で観たことないんです。
昔は大晦日の晩に、年越しオールナイト的にテレビで放映してて、ヴィスコンティといえば正月のイメージ(笑)

このマストロヤンニ、32~3歳のようですが、初々しい感じです。
30代はまだまだ若造、渋さが増すのは40後半~50代、、なんて思うのは私が歳取ったから?(笑)

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