「 Moonlight 」

シャロンの“生き難さ”が苦しかった。

けど、針の先ほどのちいさな真珠のようなナニカがそこにあって、苦しさがほんのすこし和らいで感じられた。そのナニカはなんだろう、と考えていた。

友人が「初恋」と言った。

ああ、そうだね、と思う。
黒人、LGBT、いじめ、貧困、ドラッグ、家庭崩壊……。ぱっと目につくそんな要素で、なにか社会派のドラマなのかも、、、なんて思って観てしまったらもったいない。
誤解を恐れずに言えば、そんな要素はありふれたもので、物語のまんなかで大切に守られていたのは、さらにありふれた――つまりはとっても普遍的な――初恋の情景。
初恋を、真珠のように胸に抱いてすごしたシャロンの物語。


In Moonlight Black Boys Look Blue
白い肌が光を反射して輝くとしたら、黒い肌は月の光りものみこんで内側から青く発光するのかな。

https://www.youtube.com/watch?v=BA8hry-UjY0







コメント

hana
2017年4月23日22:31

美藤さん^^

ご覧になったんですね!!

美藤
2017年4月23日23:25

hanaさん
観てきました。
私もこういう映画とても好きです。
きっと誰もがどこかに「マイノリティな部分」持ってますよね。
それで「生き難さ」を抱えることになる。
そういう意味で、普遍的な映画だと思います。
” Cucurrucucú Paloma ” 流れ出したとこやられました(笑)

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