バラ、としか名前のわからない花。
庭石やツツジの茂みの奥に根付いているので、まったく手入れもできないのによく咲いてくれるバラ。
珍しい品種でも何でもないと思うけれど、5月にこのバラが咲くと
「美しい花がある。花の美しさというものはない」
という、小林秀雄の言葉を思い出す。
小林秀雄の言葉の中でもいろいろ解釈されてる言葉のようで、ロダンの言葉の言い換えであるとか、世阿弥の「花」のことである、とか言う解説そのものを、へぇーとか、ほーとか、嘆息して読むしかないのだけれども、5月にこの名のないバラを眺める時の心持が、これか、と思う。
庭石やツツジの茂みの奥に根付いているので、まったく手入れもできないのによく咲いてくれるバラ。
珍しい品種でも何でもないと思うけれど、5月にこのバラが咲くと
「美しい花がある。花の美しさというものはない」
という、小林秀雄の言葉を思い出す。
小林秀雄の言葉の中でもいろいろ解釈されてる言葉のようで、ロダンの言葉の言い換えであるとか、世阿弥の「花」のことである、とか言う解説そのものを、へぇーとか、ほーとか、嘆息して読むしかないのだけれども、5月にこの名のないバラを眺める時の心持が、これか、と思う。
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