青葉市子 in 明日館

2017年11月30日 Live!
青葉市子 in 明日館
青葉市子 in 明日館
青葉市子のライヴへ。

前から行きたいと思っていた自由学園・明日館の講堂が会場。
この素敵な組み合わせは行くしかない。本館は結婚式が入ったのか見学できない日だったけれど、火灯し頃の明日館は美しかった。
室内から緑を眺める窓も良いだろうけれど、窓の美しさが際立つのはきっと冬の夕暮れ時。温かみのある灯りがもれて窓枠がくっきり映える。

窓の中にお祝いのひとたちが見える。料理人の白いトックも晴れやか。
昼はどんなだろう。陽の光の射しこむ窓からの眺めはどんなだろう。

窓って不思議。
誰も出入りしないけれど、光の、昼の入り口、夜の出口。ほかにもいろんなものが出たり入ったりしていそう。



青葉市子の使うあやかしは相変わらずで、やっぱり瞼が重くなる。
でも今回、いきなりの金縛りってほどじゃなかったのは、一緒にステージに上がったストリングスを気遣ったのかパワーセーブ気味だったからか。
コントラバス、チェロ×2、バイオリン、フルート。
青葉市子を高みで歌わせるには5人がかりでもちょっと力不足だったかも。

それでも、演奏中にスマホを床に落とす音が4回くらい響き渡ってたから、催眠術にかかった人は結構いたんだと思う。スマホはバッグに仕舞っとけ、って話だけど(笑)

とはいえ。青葉市子はともかくライヴで聴きたい。
なんだろうなぁ、彼女のギターを鳴らす手が好きだし、喉や鼻腔やくちびるから生まれてくる音が好きだ。ギターをスタンドに置く所作も、オルゴールボールをそっとポケットに仕舞う仕草も。
見ていると、大きく鳴らしてはいないけれど、音は生れ続けているような気がする。間合いを、無音の音楽で満たせるアーティストってそんなにいないよね。そんなにいろんなライヴ知ってるわけじゃないけど。

2017.11.25 池袋・明日館







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