寄せ書き

職場のスタッフラウンジにメッセージカードが置かれていた。
1月に退職するスタッフのための寄せ書き用。

80人ほどスタッフがいるので、年に10人くらいは出入りがある。
いつ頃から寄せ書きするようになったかな？女子が多い割には、淡々とした職場で、こういう「みんなで」的なことはしなかったんだけど。メンバーがだいぶ変わったからかな。


心から「お世話になったな」「一緒に仕事できて良かった」と思える関係性のひとには個人的にメッセージするし、あまりご縁のなかった人の寄せ書きはパスするんだけど、でもね、いつまでも埋まらないカードを見てるのはなんだかね。
なのでひとこと書いたけど、余白を埋めるためだけの「気持」ってなんだろう？
見事に、お世話になりました……でペンが止まっちゃうんだよ。
定型例文を書くだけでいいんだよね。「書く」ことが気持を表すことなんだよね、きっと。それが普通の大人とか社会人のたしなみなんでしょうね。


なのに、ほんとーにこれ苦手。
書きながら、定型例文の字面ほどの気持もないのが自分でわかっちゃうから。

年賀状とかね。
以前、プリントを頼んでた頃、ひとこと手書きで書こうとしてそこにすでに定型例文の「今年もよろしく」とか印刷されてると、困ってしまった。残った「良い一年になりますように」「お健やかにお過ごしください」どれにする？定型例文の連呼。
そもそも「今年もよろしく」って、、なにを？？
「今年こそ会いたいですね」そう書く相手にはもう二桁年会ってないし、きっと今年も来年も会わないと思うし。ん～たぶんお葬式にも出ないだろうなぁ。お互いに。
年賀状はもう出すのをやめたのでこのうんざりする苦行からは解放されてすっきりしたけど、寄せ書きがときどき登場するのはどうしようもない。

でもほんと意味わかんない。お世話になりましたのシュプレヒコール的な公開メッセージ。それに寄せ書きって、、。







　ダサいよね（ｺｿ