「リトル・ダンサー」
「リトル・ダンサー」
「リトル・ダンサー」

少年が、踊らずにはいられない自分に気付いてダンサーへの夢を追う話…がメインストーリーなんだけど、父と息子、家族の話でもある。この父親が良い。兄ちゃんも。ばあちゃんも。

サッチャー政権下、炭鉱不況のさなか。
炭鉱夫として一生を終えるだろう父と兄、別の未来を見つけてしまった弟。

ビリーは家族への思いやりも十分あるのだけど、ロイヤル・バレエ学校へのオーディションに行けることになって夢で心がいっぱいで。巣立とうとする少年の意識しない残酷さが胸に痛い。

ビリー「どんなとこ?」
父  「なにが?」
ビリー「ロンドン」
父  「ダーラムしか知らない」
ビリー「ロンドンは?」
父  「なぜ行く必要がある?」
ビリー「国の首都だよ?」
父  「炭鉱はない」
ビリー「父さんは炭鉱のことしか考えないの?」

………あああ。



入学が決まってロンドン行きのバスに乗るビリーのカットに続いて。
ストが解除されて坑道へ降りるエレベーターに並んで乗り込む父と兄……このカットで涙腺決壊した。


もちろんダンスの夢を追いたいビリーの描き方も良かった。
音楽がすごく良くて。いきなり、そして何度もTレックス!懐かし~!
ザ・ジャム 「悪意という名の街」知ってる知ってる耳が覚えてる、、ってかこの曲こんなタイトルだったんだ(笑) この曲に乗って踊るビリーが素晴らしい。

で、ラスト。
ロイヤル・バレエの舞台。成長したビリーがアダム・クーパーに変身!
きゃあ~マジか?!マシュー・ボーン版「スワンレイク」怪しい、妖しすぎる~でもいい!(爆)

いやいや、良い映画でした。楽しめた!









マシュー・ボーンのスワンは「ダチョウ?」っていつも思っちゃうのは ナイショ…(汗)








コメント

yasai
2018年2月20日7:02

よい 映画を 教えていただき ありがとう ございます

美藤
2018年2月20日12:15

yasaiさん
17年も前の作品ですが、とても楽しめました。
ご覧になっていなかったら、ラストのサプライズまで書いてしまいすみません(汗)

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