ペンキ塗り

2018年10月11日 日常
ペンキ塗り
 
 
みっともない。
 
父の声が聞こえてくる。
怒るでも責めるでもなく、ただ、なんとかしなくちゃな、と。
 
だよね。
 
 


門扉のペンキがはげちょろけになって、そうほんとにこのままじゃって思ってたんだ。去年の秋口から。
ペンキ塗りのあれこれを調べて、できそうかな?と思いつつ月日は流れ。ああもう、最近は一年二年はあくびする間もなく流れ去るよね。今年春先にはホームセンターに行って皮すきだのワイヤーブラシだの買ってきてた。梅雨になる前に、、なんて思いつつ、いやあ、今年は梅雨入り早かったし、その後はほら猛暑だったし、台風もね、、、。

やっと今日。涼しいし、曇りで外作業しやすいし、とりあえず着手してみた。
浮いた塗膜を皮すきでコシコシと剥し始めたんだけど、どんどん剥がれてくる。面白いように、、っていうか、キリなく。門扉の剥がれが酷かったんだけど、すき取ってみたら車庫の扉も剥がれる剥がれる。で、なまじ装飾の入った門扉で、細かいアールがあったりして、さくっとは終わらなかった。
浮いたとこ剥して、軽くサンドペーパーかけて、ウエスで拭いて、、、そこら辺までやるつもりだったけど、8割程度の塗膜剥しで初日終了。いや、6割かな?

本番ペンキ塗りに着手できるのはいつだろう?
赤い錆止めは剥がれてないみたいだったから、錆止め入りの油性ペンキ一回塗りで終わらせるつもりだったけど、錆の出てるとこもみつけてしまって、錆落としも必要?
見切り発車してから問題個所が発覚して工期が伸びまくるという、、、素人あるある。
この冬の間に終わるかなぁ?……いや、せめて年内には(汗)




塗膜剥しの作業、これ、やりはじめるとかなり無心になる。力は要らないし、目の前50センチの手元見ながらパリパリやる作業はけっこう楽しい。
日焼けした肩の皮をはがしながら、夏休みの終わりの憂鬱にひたった10代の頃の集中に似てる。いまはそんな甘やかな気分はないけど。


家のこと、庭のこと。
私ひとりでやるには限界があるのはわかってるんだけど、とりあえず一度は自分でやってみたくなるのは、父と話がしたいからかな。
一度上塗りした跡があって、「あ、ここダマになってるよ」とか「塀まで塗っちゃって、、養生しなかったのぉ?」とか、なんとなく父に話しかけてる。声に出してはいないけど、、出してたらヤバイけど。
手元の単純作業に集中して無心になってる時、父が一緒にいるような気がする。
いたらいいなぁと思う。


たぶん今夜は、門扉の前で立ち尽くしてるだろうな。
はやく塗っちゃえよ、なんて言いたげに。







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