円周率を奏でるチェロ


昨日のBlue Noteのステージで。
チェロを弾く男性、どこかで見たことある気がする、、、と思って気になって。
確認してみたら、一昨年、吉祥寺MandlaⅡの「新エレクトリック大正琴集会」というライヴに旅人とゲストで出てたひとだった。
チェロ奏者の多井智紀。

このひと、音オタク、ノイズフェチが人間の皮着て歩いてるようなひと(笑)

この大正琴ライヴは毎回マニアックなこと演るんだけど、多井智紀は手回し蓄音機を持ち込んで古いレコードをかけて「このノイズを聴いてください」とやったひと。それから古代インドの円周率にもとづく難曲の演奏を「世界初演です」とやったひと。円周率を数式を使って12音階に変換してなんたらかんたら、、、で、現代音楽っぽい演奏を聴かされた(笑)

旅人の声を聴きたくて行ったんだけど、この多井智紀、すごく印象に残った。
五分刈りに黒丸メガネの書生さんのような風貌で、「このノイズに、この変換音に、音楽の神秘が詰まってるんです」っていうようなホントの本気、真剣さで語り演奏するひとだったから。音楽として楽しめたかというと、はて?って感じだけど、とても面白かった。

曼荼羅の次、Blue Noteで再会できるとは思わなかった。
またどこかで多井智紀の弦の音を聴けるかもしれないなぁ。










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