「あまねき旋律」
 
 
暮らしの中で歌うことってないなぁ、、と思いながら観た。
趣味のコーラスとかカラオケではなくて。

インド北東部の山岳地帯。
山の斜面にちいさな棚田がいっぱい造ってある。
田起こしから、田植え、収穫、脱穀まですべてひとの身体とチカラで行う暮らし。
冬の間休んでいた棚田の雑草を鋤きこみながら水を張り、畔を造り、土を目覚めさせてゆく。力仕事。歌いながらリズムを合わせ呼吸を合わせ、手際よく交代しながら田起こしをする。ほっそりと引き締まった体つきの青年たちの動きに見惚れる。青年たちの見せ場。きつい作業だと思うけれど、ひと休みする彼らの晴れやかな誇らしげな表情がまぶしい。

労働歌といってしまうと、なんだか前近代的な苦難に満ちた世界が浮かんじゃうけれど、歌というのはこんな風にも生まれてくるものなんだなぁと思った。
世界中にあるんだろうな。日本だったら、ソーラン節とか?木遣りなんかも元々はそうだったのかな?
いまは、こんな風に歌が旋律が生れる風景なんて思いつかない。
労働はラクになって、肉体的な苦労は減って一緒にヨロコビが生れる機会もなくなったのかも。

http://amaneki-shirabe.com/

ポレポレ東中野 2018.10.30




ポレポレには初めて行った。
シネコンには絶対かからないだろうなって思う映画をいっぱいやっている。
いつも気になってチェックはするんだけど東中野までたどり着けずにいた。
行ってみればあんがい近くて、観終わってご飯を食べるのに駅周辺を少し歩いてみて、そうだ中央線沿線の駅の雰囲気やっぱり馴染むなぁと。入ってみたいお店もあるし。また行こう。






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