インフルエンザA型
 
 
インフルエンザに罹患した。
人生初、たぶん。



インフルは発症するとびっくりするね。

あの全身の倦怠感はとてつもない。後ろから妖怪ぬりかべにあびせ倒し食らったみたいで、布団に倒れ込んで唸るしかない。ほんとに声出して唸ってた。“怠い”というのがこんなに辛いなんて。熱もあっさり38.5℃とか記録するし。熱が出る直前の悪寒――これ誰が命名したんだろう、漢字の感じがぴったりだよね――これもえげつない。脇や腰のうぶげをちいさなちいさなクモの一群がかき分けて這い登ってくるみたいな軽く拷問レベルのぞわぞわ感。
どれもこれも記憶にないくらいの感覚。

みんなこの状態でよく病院へいけるなぁ。
インフルっぽい、病院へ、、行かな、、く、、ちゃ、、、Zzzzz。
朝に発症して、意識飛び、気が付いたら夕方で、ぜんぜん立ち上がれなくて、間に日曜日が入って、イナビルもらったときは熱のピークを過ぎてた。

いったい私の身体の中でなにが起こってたのだろうね。この、倦怠感、悪寒、発熱は、私の免疫システムがスクランブル発進して迎撃してるってことなんだっけ?ほんとに、ものすごい戦闘が起きてるって感じがした。それほどの強敵だったのか。

だけどインフルって、熱が下がった時のスッキリ感がいい。
目覚めたときに意識がクリア。

いつもの喉の炎症から始まる風邪は、ぐずぐずダラダラしてて、目覚めても変わらぬ不快感でうんざりする。インフルは、攻撃は熾烈を極めるけど、撤収も早い。炎症系の風邪はひと眠りごとにシャツ替えたい。闘いの残滓が死屍累々な感じで。インフルは、高熱でも割とさらっとしてる。熱のあと咳が出るようになったけど、炎症系のゲリラ戦的粘っこさはない。

炎症系の風邪は有機的な戦い、インフルは無機的な戦い。


最初の、あの襲われてる感半端ない全身の倦怠感以外は、インフルのほうがいっそラクかも?予防接種してたから軽く済んだ、、、のかもしれないけども。

なにより出勤停止になるのが気持ラクでいい。
普通の風邪だと、体調を測りながら明日は行けるかな、明後日はどうかなって気をもむし、明日出社するつもりでいて当日朝にやっぱり無理、欠勤の電話、というのがイヤだしね。

結局、正月休みより長く休んでしまった。
長く休むと、出勤して半日は「ここはどこ?わたしはなぜここに?」的なふわふわした違和感で集中できないんだよねぇ。いや、仕事はするけどさ、待ったなしだし。
う~ん、インフルの熱より出勤嫌々症状のほうが手強そうだ、、、あ~ぁ。












コメント

はにゃ。
2019年1月26日14:11

うわぁー。人生初!ってすごいなぁ。私なんて数え切れないくらい罹患してますが。それくらい免疫が強い人でも伝染るほと流行してるってことなのかな。

インフルの熱が出る前の悪寒と震えは本当に嫌なものだし、私は42℃なんて熱も経験したことあるけど、最大の利点は強制的に出社停止になることに賛成!その間に体調がある程度追いついてくれるというのが良いよね。普通の風邪はそんなにきっちり休めないものねぇ。

人生初のご経験、御愁傷様でございました。お大事にしてね。

美藤
2019年1月27日15:57

42℃って、、、それはお風呂だっていきなり入るには熱すぎる温度では?(汗)

ドイツに住んでた友人が、風邪で病院へ行ったら薬の処方はしてもらえなくて、一週間の休養を指示した診断書(無料)をくれて「仕事休め」と言われたと。薬で症状誤魔化しながら出勤する日本と根本的に違うね。診断書の値段聞いたらなに言ってるんだ?って顔されたらしい。

若いころは仕事しながら風邪くらい治したけど(わぁ~日本人 笑)、もうそんな体力はないもんなぁ。ドクターストップで一週間休めるなら心身ともにラクだなぁ。喉のハレには抗生剤も欲しいけど。

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