夜、床に就くと、マックス・リヒターの「スリープ」を聴いている。
聴き続ければ朝まで8時間という大作だけど、たいてい途中のどこかで眠ってしまうし無意識に止めているのか通しでは聴けてないけど。毎晩、続きを適当に再生して聴いている。
昨夜、アンビエントな音にうとうとしていたら、寝返りを打った拍子にいきなりヴィバルディの四季が流れてきた。
「Recomposed by Max Richter - Vivaldi - The Four Seasons」の、たぶんsummerのパートだと思うんだけど。 怒涛のような、嵐のような、情動を掻き立てるような。やあ、カッコ良かった。ロックじゃんって思った。
ヴィバルディの「四季」って子どもの頃から断片は耳にしてるけど、ちゃんと全曲聴いたことない。オリジナルとRecomposedの違いもきっと分かんないと思うけど、マックス・リヒターの「The Four Seasons」なら聴きに行ってみたいかも。
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夜、「スリープ」を聴き始めたのは、階下のひとの声を聴きたくないから。私が床に就くころは、とっくに寝ているのだけど、最近は寝言が多くて、うっすらと遠くに声が聴こえてくる。
夜の声は、不安だ。
また妄言?夜中に電話?なに?大丈夫?とドキドキした6月の記憶が褪せないので、とてもストレスで。聞こえてくるとどきどきと心臓が速くなって息が苦しくなる。
だから。
グレイス・デヴィッドソンのハミングで夜の声を消し去る。
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