長いながい三月だった。
あれもこれも、よく乗り切ったなぁと思う。

まだ、まだコロナは終わってないけど。
これからが本番なのだろうけれど。

先週の金曜日に
もう出社するのやめようって
ふいに、すとんと心が決まって。



怖かった、ほんとに。
ワクチンもない、治療法も確立してないウイルスに罹患して
検査も受けられずに3日も4日も高熱に耐えて
自分の肺が使い物にならなくなるまで放っておかれて
じわじわと息ができなくなって死んでゆくなんて。
こんな恐怖ある?

東京の、感染症病床はもうすべて埋まってるんだよ。




職場は、ビルは清潔だしアルコールやマスクの用意もあって
仕事中は無駄なおしゃべりする暇もないから気にならなかったんだけど。
休憩時間にスタッフ用ラウンジを覗いたとき
5つある4人掛けの丸テーブルの椅子が全部埋まってて。
みんなで食事をしている光景に愕然とした。
ラウンジを使うのは女性が多いからね。みんな、いっせいに喋ってるの。

Social Distance なんてそこにはなかった。

たぶん、外のカフェとかだったら違うのかもしれないけれど。
付き合いの長い同僚だっていうのが距離を縮めてるんだよね。
和気あいあい。笑い声があふれてた。


京大の宮沢孝幸准教授の
「自分は今、感染している!(無症状で!)」
「誰にもうつしちゃいけない!」
そう発想を転換しろというの読んでたから
そうかこういう半端に親しい関係が一番危ないんだなって思った。

付き合いの長い同僚をウイルスキャリアとは思えないしね。
基本、人柄のいい人が多い、恵まれた職場だから。

あと、仕事中にどうしても距離をとるのが難しい状況もあって。
若干の上下関係が絡むので。
で、そういう相手はたいてい無自覚なひとで。距離をどんどん詰めてくる。
それが、ストレスで。


首都圏で感染対策がまったく進んでいない状況も怖かった。
信用できない政府、胡散臭い都知事。
「自粛」の「要請」という曖昧な無責任な態度に腹が立ってならなかった。
このせいで職場の方針が決まらず
来週どんな感じなの?明日は?ってぎりぎりになるまで引っ張られてて。
たぶん、これに一番やられてた。


横浜市立大学の佐藤彰洋教授の感染シミュレーションを読んだら
もう待ってられないって、出社するのやめよう、って。すとん、と。
アベノマスクの馬鹿々々しさも、逆に心を軽くしたかも。

収入は切実に必要なんだけど。
いまはそれより生き延びたい。

土日そして月曜。
粛々と引き籠る準備をして。
とても心穏やかに。緊急事態宣言を待っている。








コメント

はにゃ。
2020年4月7日15:43

緊急事態宣言が出ることに決まって、なんだか逆にほっとしたよね。
ようやくかーーーーー、と。

遅すぎるとは思うけど、それでもね。

私もそれなりに非常食的なものは買い置きしたし、あとは「粛々と日々を送るだけ」というような穏やかなところにもっていきたい。

まだ少し気持ちが「怖さ」に引きずられていて、多分血圧が少し高め(笑)。
深呼吸しなくちゃ。

美藤
2020年4月7日21:43

はにゃ。さん

これでやっと会社の指示として自宅待機になるので、ほっとした。

だけど、だけど、具体的な救済策が何も見えてこない宣言で、感染症の怖さはそのまま、政権への憤りは倍増。
コロナの検査もないまま飛沫暴露して患者を看取った看護師さんの絶望とか、罹患して入院中のひとの症状の様子とか、ライヴハウスや飲食店の閉店のお知らせ、、Twitterに流れてくる悲鳴が辛すぎる。
一月後、どんなことになってるのか、、想像したくない。。

でも、それでも、粛々と日々を送るしかないね。

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