ナンテンの栄光 ミントの脅威
ナンテンの栄光 ミントの脅威
 
 
小さな庭とベランダだけど、見ていると植物のエネルギーにはほんとうに吃驚させられる。

ベランダのミント、写真の1枚目。
花の終わったミントを刈りこんで、ベランダの2軍スペースに寄せておいた。根が回ってるのはわかっていたので、株を整理して植え替えようと思ってた。それが1週間くらい前かな?
今日見たら、鉢から伸びたランナーが行き場を求めて隣のトキワグサの鉢にぶっ刺さっていた。ミントの繁殖力が強いのはわかってた。このミント自体、散歩の途中で一枝折って、水に差して発根したのを植えて、伸びたら切って水差しにして、、と繰り返してたのがいまや径21㎝の鉢にみっつ、苗ポットに5つ、ある。
春から秋まで、暑さに負けずわさわさに葉を茂らせてくれるので手間いらずの良い子なんだけど、今日見た姿は凶暴なエイリアン、宇宙からの侵略者みたいでちょっとコワいくらいだった(笑)



写真2枚目に写っているのは、オオベニウツギとナンテン。

オオベニウツギは父が植えたんだろうな、いつからここにあるのかな。
幹回り20㎝くらいの太さに育ってたんだけど、蟻に巣をつくられてぼろぼろになってた。幹がスカスカになりながらも花咲かせてたんだけど、去年地際20センチくらいで伐って、蟻も駆除した。根はとても掘り起こせないのでそのままにしておいた。で、当然のごとく脇から新枝が出て、塀の上まで伸びて今年も花が付いた。地際を見ると、何本も枝が伸びてきている。強いよなぁ。

ナンテンも父。たぶんポット苗をもらったかなんかしたんだろうけど、置き場所に困ってこの塀際に放置したんだろう。父がいた頃からだから、10年そこに置かれたままってことになる。確かに、3~40㎝の背丈のナンテンが放置されてるの見ていた。覚えてる。そのナンテンが、いま私の背丈を越えて塀の上まで葉枝を伸ばしている。
で、びっくりするのは、このナンテンの根がどんなふうに伸びてるのか気づくとき。そもそも小さなプラポットで160㎝超すナンテンの木が支えられるわけがない。
写真をよくご覧ください。ナンテンの植わったプラポットの下に、四角い平鉢があるのが見えますか? これは盆栽用の平鉢。40㎝×30㎝くらいの大きさで、鉢穴は3~4㎝のが、ひとつ?ふたつあるかなぁ?というところだと思う。
ナンテンは、プラポットから根を伸ばし、平鉢の中に侵入し、出口を探し地中に根を張ることに成功したんだね。
父が亡くなった後、庭を片付けていた時にナンテンの鉢を持ち上げようとしてびくともしなくて気が付いた。もちろん下の平鉢も一ミリも動かない。
10数年放置されたポット苗のナンテンが生きのびて成長し、今年は実もつけた。
すごいよね。

伐ろうと思えば、根の集中してる鉢の下を切れば良いんだろうけど、なんだかそれも忍びないし、ま、いいか。伐っても、隣のオオベニウツギみたいに再生してきそうだけど。
これが父、私、2代にわたるほったらかしアバウト庭仕事の成果。ちがうな、ナンテンの勝利だね。

オオベニウツギとナンテンの生命力を讃えたい。ハレルヤ!
あ、ミントもね。









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