私の庭のマグノリアをまじまじと見る。
なんて美しい花なんだろう、とあらためて。
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花びらの数が気になって、高枝鋏で切って数えてみた。
6枚の花、9枚の花がランダムに咲いてる感じ。
M. kobusは「花弁は、長さは5 - 6 cmほどある外花被片(萼片)3枚と、内花皮片3枚からなる計6枚の大きな花被片がつき、この外側にさらにごく小さな花被片が3枚つく Wiki」
とあるから、3の倍数で私が大雑把に花びらって言ってる花片が発現してるのかな?
M. kobusは「花の基部に小型の1枚の若葉がつくのが特徴」とあって、確かに可愛らしい小葉が花に添えられている。
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花びら一枚が5センチ、開花した花の直径は12センチほどもある。
花びらの嫋やかな曲線が重なり合う造形に見惚れる。
希釈された紅がまざる乳白色。こんな大きさの花が、何千と咲いているって。
こんな贅沢が庭にあったんだね。
切った花を瓶に挿して部屋に置く。
マグノリアを摘んでくるって、はじめてだなぁと思う。
花びらに触れてみる。
厚みのある花びらがひんやりと柔らかい。
微かな、でもしっかりとした“花”の匂いがする。
いつも、綺麗だなぁと思ってたけど。
3月を毎年楽しみにしてたんだけど。
美しいねぇ。
ごめんね、いまさらで。
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サラサモクレン(更紗木蓮):モクレンとシモクレンの交雑種
https://blog.goo.ne.jp/utyucosmos/e/ca0235af96ef55663088cd50c8754eaf
https://ikebanagermany.com/article/post-44/
花の写真で見ると、まさにこれ。うちのはサラサモクレンなのかな?
コメント
マグノリアファンと言いながら、花びらが3の倍数のことは知らなかった、やはり他の人の日記はためになるな〜
あと10日、時間がない!
はちさんには、生物関係いろいろ教えていただきました。
特にアサリの模様の話は、亡き人のひととなりを思い直すことができて、教えていただいてほんとに良かったです。
はちさんの癖のある(笑)映画評、書評、音楽評これからも読めると嬉しいです。
職場の近くの個人のお庭に大きなモクレンの樹があって、昨日そこを通りかかって見惚れたところです。ちいさな白い鳩みたいって思いました。
たしかに我が家のコブシは白い小鳥が翼をぱたぱたやってます(笑)
別のところにあるシモクレンはちいさな篝火みたい。
ずいぶん昔に観た「マグノリアの花たち」という映画があって、マグノリアという言葉をそこで初めて知って、ずっとふんわりとあこがれの花でした。どんな花なのか当時は調べることもせず、実家の庭にマグノリアの樹があることにも気づかず(笑)
モクレン、コブシ、タイザンボク。大きな花の咲く大きな樹、ただ眺めては心安らかになります。